藍より青い宝石!?2つの顔を持つアウイナイトについて知りたい!

出典:http://www.power-stones.jp/dictionary/other-stones/hauyne/

藍より青い宝石!?2つの顔を持つアウイナイトについて知りたい!

アウイナイトは、正式にはアウィンという名前の宝石です。
非常に深いコバルトブルーのそれは美しい宝石。数は少ないですが、最近は一部のネットショップでジュエリーに加工されているものを見かけるようになりました。
今回は、そんなアウイナイトのちょっと意外な素顔に迫ります。

まずはアウイナイトの基本から


アウイナイトはドイツのアイフェル地方でのみ産出される非常にレアな宝石です。
2ct以上の重さのルースはまずないといわれていますし、個人的にも0.5ct以上のものは見たことがありません。よく見かけるのは0.1ct程度の本当に小さなもので、0.2ctを超えると金額がグッと上がる印象があります。
ただし、0.1ctという小ささであっても、ネオン味が強いので、かなりの存在感があります。その美しさからジュエリーに加工されることもありますが、ネットショップ以外の百貨店やジュエリーショップといった実店舗ではまだ見たことがありません。
それもそのはず、アウイナイトはモース硬度が6以下と、あまり丈夫な宝石とはいえないのです。そのため、傷もつきやすく、研磨することが困難で、最近の技術でどうにかカットを実現することができるようになったそうです。
だから、ジュエリーに向いているとはお世辞にもいえないんですよね。ジュエリー加工するには相当な技術が必要のようです。

アウイナイトはあの宝石の仲間!?


実は、アウイナイトはパワーストーンでも昔からよく知られている宝石の仲間です。
それは、ラピスラズリ。
確かに、色が同じようなコバルトブルーなので、似ているといえば似ていますよね。ただし、透明感という点で比較したときに全く違います。
私はアウイナイトを紹介するときには、「ラピスラズリの上澄みのようなもの」という風に伝えています。透明感の高い美しい結晶は、本当に“上澄み”といえるほどの量しかとれないので、かなり現実に近い例えだと自負しています。
ちなみに、ラピスラズリは私の生まれつきでもある9月の誕生石ですが、アウイナイトは7月16日の誕生石とのこと。サファイア、アイオライト、ラピスラズリと青い石揃いの9月の誕生石にアウイナイトが含まれていないのはとても残念です。

2つの顔を持つアウイナイト


タイトルにもありますが、私はアウイナイトには2つの顔があると思っています。
1つは、トップカラーといわれる、ネオン味のある非常に深いコバルトブルーのもの。
もう1つは、トップカラーと比べると、ほんの少し黄色みを帯びたコバルトブルーです。
どちらも同じコバルトブルーではありますが、この2つには私にとってはかなり大きな違いがあります。
それは、ブラックライトを照射してみることでわかります。
ブラックライトを当てても、前者のアウイナイトは反応ありませんが、後者はなんとオレンジ色に輝くのです。

私は両方のタイプのアウイナイトを持っていますが、個人的にはトップカラーである前者よりも、ブラックライトで蛍光する後者の方が色も明るく、蛍光させる楽しみがあるので好きです。
そもそも、宝石にライトを当てて楽しむというのは、かなりマニアックな人しかやらないことだと思いますので、後者の蛍光するアウイナイトは“通好み”といってもいいかもしれませんね。

アウイナイトの指輪を付けていると、ルースショップの方々には「よく石を留められたよね」「上手くアウィンを保護したデザインだね」と感心されることがあります。それだけ、加工が難しい宝石ということなのでしょうね。
また、ジュエリーのなかでも、指輪はぶつける危険性が多いアイテムです。しっかりと保護されているデザインというのも大切な要素になります。
アウイナイトのジュエリーを購入する際には、そういった「石を大切に思うデザイン」であるかという観点からもチェックした方が良さそうです。

リカラット編集部 監修

Twitterフォローお願いします!


ABOUTこの記事をかいた人

趣味で20年以上レアストーン寄りの宝石やジュエリーを収集しています。メキシコのウォーターオパールからはじまり、既に50種類以上のルースを所持しています。王道(?)のグランディディエライトやレッドベリルをはじめ、コーネルピンやペツォッタイトといった誰も知らないような希少石も大好物。宝石を太陽光に当てたり、ブラックライトで照らしたりしてマニアックに宝石を楽しんでいます。