香港国際ジュエリーショー2018年注目の宝石TOP3

福岡の質屋を営む家に生まれ、高校の時からインターネット販売を開始。

大学は理工学部。新卒で某大手IT企業に就職後、GIAの国際資格獲得を経て、宝石商として独立という変わり種です。

日本で最もITに詳しい宝石業者、もしくは最も宝石に詳しいIT人間だと思っています。

これまでは業者と業者とを結びつける「商社」の様な仕事を1人で切り盛りしていましたので、年は若めですが宝石の売買数は100万石を超えます。

宝石の真贋と市場価値、どちらの見る目にも自信があります。

香港国際ジュエリーショー2018年注目の宝石TOP3

リカラットの代表取締役の小山です。

先日、最新の宝石業界の調査、買い付けで、香港国際ジュエリーショーに参加しました。

香港国際ジュエリーショーは、香港のコンベンションセンターで毎年開催される展示会です。

業者向けの展示会なのですが、最近では名刺があれば誰でも入場できるようになっています。 (英語の名刺を持っていきましょうね)直接会場に行って、必要事項の記入と名刺とパスポートがあれば入れます。 ちなみに入場料無料です。

私は今回で8回目の参加ですが、開催する毎に、新しい宝石や加工技術が出てくるので、毎回ワクワクしてます。

今回も日本にない宝石を沢山見つけたり、有意義な情報を色々収集してきました!

滞在中、内容の一部をTwitterにあげたところ、8000ctブルートパーズに驚くほどの反響をいただきましたΣ(゜Д゜)

その他にも、

・世界初登場の宝石「サナンスカン」

・最新型の「格子拡散処理サファイア」

など、今回新しく得た世界の宝石事情を色々情報発信させていただきます!

8000ctのブルートパーズ

8000ct!?ブルートパーズ!

日本には存在しない大きさです。みなさんの反響も多くありました。

中に、アイアンマンのやつですね・・・という声もありました。

ブルートパーズ自体は一般的な宝石なのでみなさん一度は見たことがあると思います。しかし実際に採掘される原石の多くは手のひらサイズばかりなんですよ。
なので、8000ctのブルートパーズは大変希少性があるものなんです。

ただ、これくらいの大きさの宝石になると、日本では買い手がいないため持ち込まれることはほとんどありません。つまり、ココ(香港)でしか見られません。

続いて、Twitterでは呟かなかったのですが、私が初めてみた宝石がありましたのでご紹介しますね。

世界初登場の「サナンスカン」

パキスタンの宝石商が持ってきていた「サナンスカン」という宝石です。

これ2015年に採掘されたばかりの宝石なんです。

私も初めて聞く宝石だったのですが、翡翠(ジェイダイド)やネフライトに近い宝石です。

ちなみに、次の写真は翡翠(A貨)です。

皆さん、違い気づきましたか・・・。

失礼しました。触らないと分からないです。

サナンスカンのほうがちょっとザラザラした感触です。

そしてお値段は、

この新種のサナンスカンのバングルは25万円

翡翠のバングルは50万円です。

ちょうど1/2ですが、今後ティファニーやカルティエなどのハイジュエリーブランドが取扱を開始したらお値段が逆転するかもしれませんね。。。

過去のパライバトルマリンやタンザナイトのようにお値段が乱高下するかな。。。?

最後に、私が見つけた驚きのサファイアについて。

最新型の格子拡散処理サファイア

インド人の宝石商がもってきた最新型の格子拡散(こうしかくさん)処理されたサファイアです。

格子拡散処理とは、色の改変や強調を目的として、熱処理時に宝石の原子の格子内に特定の元素を浸透させる処理です。

日本だと偽物のサファイアと言われますが、海外では綺麗であれば人工処理された宝石でも良いという方が多いので、どんどん新しいものが製造されます。

実際これが天然で格子拡散処理されていないのであれば、300万円以上するものです。

でも、これはたったの1万円です。1/300の価格です。

過去に旧型の格子拡散処理のサファイアが大量に日本に流入して宝石業界が混乱した時もありました。(パパラチアサファイアの格子拡散処理

また、最近の話ですが、スリランカ、インド、タイに旅行で行った方がお土産として旧型の格子拡散処理の宝石を買ってしまったという相談を受けました。

「サファイアの産地スリランカで、日本の1/10で購入できると言われたからロイヤルブルーのサファイア買ってきたよ」

でも、実際に見たら旧型の格子拡散処理でした。

海外の方は決して、格子拡散処理については話さずに天然サファイアとだけ言います
(嘘ではないのですが、自分の宝石の知識がないために騙された。ということが起こり得ます。)

日本の宝石業界では、格子拡散処理については一般消費者が購入する際に開示義務があります。海外だけのお話ですので、日本で購入する場合は安心してください。

新型と旧型の格子拡散処理サファイアの違いですが、ファセット稜線にあった色溜まりが、新型はより天然っぽく自然な色になっていてとても分かりづらかったです。

最新型の格子拡散処理以外にも再結晶で作られたサファイアが新しく製造されていました。

こちらの方はまた別の機会に記事をあげさせていただきますね。

まとめ

今回、半年ぶりの香港だったのですが、新しい宝石が発見され、そして、加工技術も進化していました。

特に、格子拡散処理についてはまさに”イタチごっこ”だと思いました。

今回は香港ですが、出回っている模造石や最新のトレンドは各国によって異なるものも多いです。

私は毎年数十回海外出張をしております。
出張するだけでなく、こういった形で今後もみなさんに新しい情報を発信していきますね!!

リカラット編集部 監修

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