宝石を自分で採りに行こう!日本国内で宝石・鉱物採集ができる場所を教えます♪

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小学6年生の時に古代エジプト展に展示されていた宝飾品を観て宝石にハマる。大学で金工を専攻。宝石の卸売会社で7年間働いた経験あり。好きな石はダイヤモンドと翡翠。

宝石を自分で採りに行こう!日本国内で宝石・鉱物採集ができる場所を教えます♪

日本は世界有数の宝石大国。そう言われて、あなたはこの言葉を信じられますか?

いやぁ、信じられませんよね〜?

御徒町のプロの業者さんだって、きっと笑い飛ばしてしまうはず。しかし宝石ハンター、辰尾良二さんはそう断言しています。

「今のところ、日本ではダイヤモンド以外の宝石は全てと言っていいくらい見つかっています。」

彼はいわゆる鉱物採集マニア。奥さんと一緒に日本中を掘って探して獲りまくっています。今まで見つけた宝石は、ガーネット、アクアマリン、サファイア、ヒスイとびっくりするようなものばかり。

残念ながら宝石として売れるほどの大きさや質の良いものは日本では取れないようですが、お宝を探すワクワク感くらいは味わえるかも!?

素人だって、やればできる!今回は、自分で宝石をゲットできる、日本国内の宝探しマップをご紹介しましょう。

ガーネットなら茨城県

ガーネット
茨城県桜川市山の尾。古い町並みとひな祭りが有名なこの場所で、辰尾夫妻が採掘したのはガーネットとアクアマリン。

この場所は茨城県の中部、筑波山の北隣です。この辺一帯は花崗岩でできていて、宝石が採掘できるのは山肌、山裾、砂防ダム周辺など「ズリ」と呼ばれる場所。もしくは沢や川底、海岸周辺でも採れることがあるそう。

茨城県桜川市山の尾で取れるのはザクロのように赤いガーネット。砂防ダム周辺の土をかき分けて探すそうです。

「そうだねえ。山に向かって右側の方がたくさん出るかも。所々石英で白っぽくなっている層があって、ガーネットはそこに入っているよ。」

とのこと。辰尾夫妻はここで1センチ程度ガーネットとアクアマリンをゲットしています。

トパーズ、アレキサンドライトなら岐阜県

トパーズ
岐阜県中津川市。この地一帯の地盤はマグマの中のガスや液体が溜まったペグマタイトでできているそうです。

そんな場所で採れる宝石は、トパーズ、アクアマリン、水晶、アレキサンドライトなどなど。特にトパーズは「ライター位の大きさ」が見つかることもあると言います。

こちらの宝探しのポイントは、中津川鉱物博物館の前の道をそのまましばらく山の中に入ったあたり。川床周辺を掘ると見つかるそうです。

通称「ガマのあと」と呼ばれるペグマタイトが冷える時にできる空洞を見つければ、ザクザクと見つかるらしいですよ☆

辰尾夫妻はここで親指程度のトパーズをゲットしています。

ルビー、サファイアなら奈良県

ルビー
奈良県香芝市二上山裾の竹田川。流れがほとんどない小川の砂の中に、サファイアやルビーの粒が発見されています。『関西地学の旅・宝石探し』(東方出版)によると、この場所ではルビー、サファイアの他に、ガーネット、エメラルド、トパーズも見つかると書かれています。

そしてこの場所で辰野夫妻が見つけたのは、砂の中の砂粒程度の大きさのサフィアとルビー。バケツ 2杯の砂を採取し、それを少しづつフルイにかけてピンセットで見つけるのに成功。かなり小さいですが、本物のサファイアとルビーだったそうです。

宝石の採集は、拾う、掘る、割るという3パターンが多いのですが、このように砂をフルイにかけて探す作業でも発見できます。かなり根気のいる作業ですが。現地で探すのは大変ですから、ここぞ!という場所の砂を持ち帰り、自宅でコツコツと作業をするのも楽しいかも知れませんね。

最後に

少年
いかがですか。意外に身近な場所で、宝石は静かに眠っているのかも。この中で紹介した宝石ハンター辰尾夫妻は、他にも富山県の宮崎海岸ではヒスイを拾い、福島県某所ではオパールを、高知県ではサンゴを見つけています。

ただし、ジュエリーとして楽しめるような大きな結晶や質の良いものは日本ではあまり見つかっていないようですので、期待はし過ぎずお宝探しを楽しむ位の気持ちでのぞんでくださいね。

そして、宝石採集のコツは、

    ・下調べは念入りにやっておく
    すでに採り尽くされていたり、危険な場所として採掘が禁止になってしまう場合もあります。

    ・終わる時間を決めておく
    最初に宝石がザクザク採れる場所に行くと、興奮してテンションが上がってしまい、時間を忘れて掘り尽くしてしまうことがあります。
    宝石ハンターはあなただけではありません。他の人もチャレンジできるように終わる時間を決めておくと良いでしょう。

    ・一人では絶対に行かない
    宝石採集は登山と違って入山届けは出しません。誰も来ない場所で万が一道に迷ったり、事故に遭ってしまう場合を想定して、決して一人では行かないようにしましょう。

この3つだそうです。身の危険が伴う部分もありますので確実に守ってくださいね。

リカラット編集部 監修