玄人向け?フランス最大の宝石展「ビジョルカ・パリ」徹底レポート

フランス最大の宝石展といえば、毎年春と秋に行われる「ビジョルカ・パリ」(BIJORHCA PARIS)。

一般客はほとんどおらず、宝石の業界関係者のみを対象とする、少し敷居が高めの宝石展です。

そして何と言ってもパリ。とにかくオシャレで、でもちょっと小難しいというのが最大の特徴かな、なんて感じました。

それでは見てみましょう!

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日程・場所

2018年の開催は9月の7日から10日。

場所はパリ郊外の「ポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場」という場所です。

「ペリフェリック」というパリを取り囲む大きい環状線の高速道路があるのですが、その南西に位置しています。

東京でいうとどこだろう。環七の南西なんで旗の台とか・・・? 何にせよ凱旋門やルーブルなどの市内中心部からは離れます。

宝石展に入る方法

ビジョルカ・パリ(BIJORHCA PARIS)は入場対象を「業界関係者のみ」と強めに設定しており、

我々のようなメディア関係者も事前のWeb登録が必須です(事前登録はこちらのページから)。

以前にご紹介したマレーシア国際宝飾展 や シンガポール国際ジュエリーショー と比べるとかなり厳しいですね。

そして会場で名前を告げるとこういう入場用の「バッジ」がもらえます。

どうでも良いんですけど、この「バッジ」が既にものすごいオシャレなんですよね。

日本の宝石展なんて厚紙にヒモ通しただけですから。

すごいぜパリ。。。

他の海外の宝石展との違い

https://www.flickr.com/photos/158464347@N06/albums/with/72157689772085932 より

RECARATがこれまでに紹介してきた様な展示会とは異なり、一般の方向けの「販売」は少し控えめです。

代わりに多いのがクリエイターの方向けの機材やパーツなど。

展示会は1階と2階とに分かれているのですが、特に1階がクリエイター向けのスペースになっています。

こんな雰囲気(↓)で、とても賑わっていました。

https://www.flickr.com/photos/158464347@N06/albums/72157671146317917/with/43707014815/ より

当日のフォトギャラリー

コガネムシの羽

トップバッターは「コガネムシの羽」。

なかなか日本の展示会では見ないですよね。コガネムシの羽。

でもオシャレなんですよ。モダンで。鮮やかで。

このように素材を加工しすぎず、そのままの姿を活かしてスタイリッシュに仕上げるのが、最近の流行なのだそうです。

アフリカの水晶系の素材

パリでアフリカ?

というと意外な気もするかもしれませんが、実はモロッコ(アフリカ大陸にありますよ!)やがずっとフランス領だったりと関係性は深いです。

例えばパリでよく食べられる「クスクス」という煮込み料理はもともとモロッコの料理ですし、モロッコに起源を持つパリ市民の方も多いです。

モロッコ以外にもアルジェリア、チュニジア、コートジボワール、セネガル等々、元フランス領のアフリカの国はたくさんあり、

そういった国々から来た水晶系の素材や、動物の角などからできたパーツが、所狭しと並んでいました。

アフガニスタンジュエリー

アフリカだけではなく、アジアモチーフのものもありました。

こちらはアフガニスタンから来た、「くすみ」の格好いいトライバルのシルバージュエリーです。

 

さて実は私、白状しますと、フランスなのでもっと「ベルサイユのバラ」みたいなロココ調の派手派手しい宝石展を想定していたんですよね。

なんですけどそれは美術館の話。現在のジュエリーマーケットの中心ではないようです。

ちょっと寂しいですね笑。

アクアマリンの原石

面白いなと思ったのがこのような原石系。こちらは全く研磨されてない、アクアマリンの原石です。

サイズもかなり大きかったので、「何これ置き物?」と聞いてみたところ、

どうやら原石の素材感をそのまま活かしたアクセサリーが、最近のパリでは人気だとか。

つまりこれもれっきとしたアクセサリー用の「パーツ」なのです。

ラピスラズリの「原石」のネックレス

たとえばこちらはラピスラズリのネックレス。

表面はちゃんと研磨されているのですが、

裏側はこの様に原石の状態のままです。

そして、最近ではこの裏側の原石の方を、表側にして身につける方が増えているのだとか。

先生、、、オシャレが高度過ぎです。。。!

まぁでも、日本でも2〜3年後とかに流行るのかもしれませんね。

クリスマスシーズンに向けて

最後に。

商戦的には完全にクリスマスシーズンに入っているパリのジュエリー市場。

こちらは職人が一点物でつくったクリスマスのトナカイモチーフの指輪です。

石そのものにも特殊な着色が施されていて、ばっちりクリスマスカラーになっています。

華やかですね!

最後に

写真はアフターパーティーの様子。
https://www.flickr.com/photos/158464347@N06/albums/72157695443318430 より

いかがでしたでしょうか。「ビジョルカ・パリ」徹底レポート。

「鉱物としての宝石を見たい!」という方だと、もしかしたら少し趣きが異なるかもなのですが、

最新のジュエリーアートを見に行くぞ!」という方だとまさにドンピシャという展示会です。

みなさん、とにかくオシャレで、こだわりが強くて最高です。

以上、最後までお読みいただいて、ありがとうございました!

リカラット編集部 監修

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ABOUTこの記事をかいた人

RECARAT ONLINEの裏方。普段は経理や人事労務を担当しています。 宝石はまだまだ勉強中。好きな石はオパールです。オパールの虹色の様なきらめきは「遊色効果」といいます。 「色を遊ぶ」という表現が素敵だなと思います。がんばります。