1月の誕生石「ガーネット」の魅力に迫る!

毎日200個以上の宝石に触れる仕事をしています。宝石のことをあまり知らない方にも、分かりやすい記事作りを心掛けています。オードリーヘップバーンの映画を観てからクンツァイトに魅了されています。

1月の誕生石「ガーネット」の魅力に迫る!

ロードライトガーネット

ガーネットは化学組織が近い鉱物のグループ名で、殆どの色相が存在するほど種類が多いのが特徴です。

レッドやグリーンの宝石を思い浮かべた方が多いでしょうか?

今回はそんなガーネットの魅力についてお話ししたいと思います!

ガーネットとは?


1月の誕生石のガーネットは、深い赤い色と原石の状態がザクロの実に似ていることから日本では「柘榴石」とも呼ばれています。

ガーネットにはたくさんの種類が存在します。

まず大きく分けて2つ。

そしてそこから3種類ずつに枝分かれし、6種類。(宝石として重要とされるのは5種類)

6種類の中の5種類が互いに溶け合い固溶体となったものが3種類、となっています。

この種類の豊富さから、ガーネットには殆どの色が存在しています。

その中でも赤系統のガーネットは数千年の歴史があり、エジプトでは紀元前3100年にはビーズ状に仕上げてジュエリーとして愛されていました。

ガーネットは採掘され研磨された以外には処理などの手が加えられていない天然の状態で美しい宝石です。

ガーネットの種類

ガーネットには2系統あり、その中でも細かく分かれる種類の多い宝石です。

それぞれ特徴も違い個性的な魅力を放ちます。

今回は宝石として重要度の高いガーネットを、グループに分けて順番にご紹介していきたいと思います!

パイラルスパイト(アルミニウムガーネット)

パイロープガーネット

パイロープとはギリシャ語の火を表す意味の「ピロポス」が由来と言われています。

原石はザクロの実に似た結晶で深い赤が特徴です。

小さめの結晶が多く出土し、2ctを超えるパイロープガーネットは殆どありません。

黒っぽい赤が特徴で別名をボヘミアン・ガーネットと言います。

アルマンダイトガーネット

アルマンダイトとは古くから研磨を施すトルコの都市アラバンダにちなんで名付けられました。

パイロープガーネットと比べるとほんのりピンクがかった赤い色合いが特徴的です。

針状のインクルージョンも特徴として挙げられ、まれにダイヤモンドがインクルージョンとして含まれることもあり、マニアにも好まれています。

大粒で産出することも多く、市場に出回っているのも多いガーネットグループを代表する宝石です。

アルマンディンガーネットとも呼ばれています。

ロードライトガーネット

ロードライトガーネット

パイロープガーネットとアルマンダイトガーネットが溶けあい、固溶体となったのがロードライトガーネットです。

ギリシャ語のバラを意味する「ロード」、石を意味する「ライト」から名付けられました。

紫がかった赤が特徴的で、ガーネットグループの中でも人気の高いガーネットです。

スぺサルタイトガーネット

スぺサルタイトガーネット

産地のスペッサルトにちなんで名付けられたスぺサルタイトガーネット。

みかんのような橙色のガーネットはマンダリンガーネットとも呼ばれています。

純粋なスぺサルタイトガーネットの色は淡い黄色ですが、他の元素が不純物として加わることで橙色から濃い赤色に変化します。

自然光の下と白熱光の下では色が変わるカラーチェンジガーネットというものもあります。

これはパイロープガーネット、またはロードライトガーネットとスぺサルタイトガーネットの固溶体で、自然光では赤紫、白熱光では橙色に変化します。

アレキサンドライトよりも入手しにくい希少石で、マニアの方に人気の宝石です。

ウグランダイト(カルシウムガーネット)

グロシュラライトガーネット

グロシュラライトガーネット

グリーンカラーが美しい透明度の高いガーネット。

西洋スグリの学名グロシュラーから名付けられています。

グリーンの他にもクリアカラーやイエローカラー、ブラウンカラーのものも存在しますが、その中でもグリーンのグロシュラライトには、ティファニー社がツァボライトと命名し、販売しています。

屈折率がサファイアに近く、硬度も7と高いことからジュエリーに加工しやすい宝石です。

アンドラダイトガーネット

グリーンや黄色、ブラックのものが存在するアンドラダイトガーネットですが、色によってそれぞれ名前が違います。

黄色のものはトパーズに似ていることから「ロパゾナイト」

ブラックのものは「メラナイト」。

グリーンカラーのものは「ディマントイドガーネット」と呼ばれています。

ディマントイドガーネットは特にロシア産のものが高品質で、宝石の中央部分にある馬の尾のような「ホーステールインクルージョン」が特徴です。

ダイヤモンドよりも分散光が強いといわれています。

※デマントイドガーネットの魅力についてはこちら
ダイヤモンドをしのぐ輝き!デマントイドガーネットの代表的な3つの産地による違いは?

天然無処理で美しい数少ない宝石

市場に出回るほとんどの宝石は何らかの処理が施されています。

傷を目立たなくすることを目的とし、オイルや樹脂に浸した処理の含浸処理や、鮮やかな色を発色させる加熱処理などです。

しかしガーネットは採掘された時から美しい色味と傷の少ない宝石ですので、人工的な処理を施す必要がありません。

人工的な処理は研磨のみで、まさに天然の宝石であると言えるのはガーネットでしょう。

研磨以外の処理を施していないことから、長期間美しい状態を保つことが出来るので、ガーネットの美しさをより長く楽しむことが出来ます。

おわりに


赤やグリーンのイメージが強いガーネットですが、同じ宝石とは思えないほど、多くの色が存在しています。

1月生まれの方は、どんな色でも選べるのでとてもお得な誕生石と言えますね!

硬度も7と高めの石ですから、ネックレス、ブローチだけでなくリングでもOK。

好みの色のガーネットを見つけて楽しんでもらえると嬉しいです。

リカラット編集部 監修

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