モルガナイト、イエローベリル、レッドベリルなど。色も種類も豊富。鉱物ベリルの魅力について

ベリル

画像:リカラットSHOPより

モルガナイト、イエローベリル、レッドベリルなど。色も種類も豊富。鉱物ベリルの魅力について

ベリルとはエメラルドやアクアマリンを代表とする鉱物で、様々な色と種類が豊富にあります。

古くから鉱物として使われてきた歴史のある鉱物で、透明度も高く、宝石として非常に重要とされてきました。

今回はそんな「鉱物ベリル」についてお話ししたいと思います。

ベリルについて

ベリル

画像:リカラットSHOPより

和名を緑柱石(りょくちゅうせき)というベリルの由来は、緑色の石を指すギリシャ語の「ベリロス(Beryllos)」から来ています。

ベリルは色によって宝石名が変わる、7色ある鉱物です。

緑色のベリルはエメラルド(別名をグリーンベリル)、ブルーアクアマリン(別名をブルーベリル)、黄色ヘリオドール(別名をイエローベリル)、ピンクモルガナイト(別名をピンクベリル)、赤色レッドベリル、そして無色透明ゴーシェナイトとそれぞれ呼ばれています。

例えばサファイアのように、色名の部分以外は同じ名前で呼ばれるということはなく、基本的に緑色以外のエメラルドやブルー以外のアクアマリンは存在しません

稀にレッドベリルを「レッドエメラルド」と呼ぶのを耳にしますが、これはコマーシャルネームと言われるもので、商用目的でつけられた名前ですので正式な宝石名ではありません。

ベリルの価値

エメラルド

画像:リカラットSHOPより

突然ですが、同じグレードの場合、ベリルの中で最も高値で取引される宝石は、何だと思いますか?

やっぱりエメラルドじゃないか?と思われるかもしれませんが、正解はレッドべリルです。

その理由は希少性で、産地の少なさから見ても明らかです。上質な物であれば、同じカラットのダイヤモンド以上の金額で取引されます。

その次にエメラルドが高値を付けられます。

アクアマリンは比較的お手軽なジュエリーにあしらわれることが多く、ヘリオドールやモルガナイトはパワーストーンなどでも愛されています。

ベリルは色鮮やかで透明度が高く、インクルージョン(内包物)が少ないものほど価値があり、輝きを増して見せるファセットカットに研磨されます。

また、猫の目のような光の筋が浮かぶキャッツアイ効果(シャトヤンシー)の見られる物も。この効果がみられる物はカボションカットに研磨され、効果を楽しみます。

ベリルの主な産出地

ベリルの産出地は、宝石によって変わります。

エメラルドはコロンビアやブラジル、ジンバブエ、ザンビアですが、アクアマリンはブラジルやナイジェリア、モザンビークやマダガスカルといった具合です。

下記に宝石種別の産地をまとめましたのでご参考ください。

エメラルド ザンビア、ブラジル、ジンバブエ、マダガスカル、パキスタン、インド
アフガニスタンなど
アクアマリン ブラジル、ナイジェリア、モザンビーク、マダガスカルなど
イエローベリル アメリカ、インド、ロシア、パキスタン、ブラジル、アフガニスタン
ナミビア、カナダ、ナイジェリア、モザンビーク、マダガスカル、ザンビアなど
モルガナイト アメリカ、モザンビーク、マダガスカル、ナミビア、ブラジル、アフガニスタン
レッドベリル アメリカ、ニューメキシコ

さまざまな色のベリル

ベリル

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では、色別にそれぞれの魅力をご紹介していきましょう!

ヘリオドールとも呼ばれるイエローベリル

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イエローベリルは別名ヘリオドールとも言います。

名前の由来は、太陽を意味するギリシャ語の「ヘリオス(Helios)」から来ています。

もともとヘリオドールは、黄色から黄緑色のベリルを指していましたが、最近では黄緑色の物のみをヘリオドール、黄色の物のみをイエローベリル、さらにゴールドに見える物のみをゴールデンベリルと呼ぶようになってきています。

しかし、鑑定の際にこの3種を分ける線引きがありません。

そのせいか、この区別はあまり普及していません。

ヘリオドールの中には無処理と放射線照射によって色を濃くしたものが存在します。

また、加熱処理するとブルーのアクアマリンに変化することから、知名度の高さからアクアマリンとして流通しているものも多いです。

優しいピンクカラーが愛らしいモルガナイト

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モルガナイトは淡いピンクが美しいピンクベリルのこと。

1911年にマダガスカルで発見された比較的新しい石で、アメリカの宝石収集家として知られるジョン・モルガンに由来し、モルガナイトと名付けられました。

淡いピンクが特徴ですが、濃いピンクや逆に殆ど無色に近いものもあります。

無処理のものや放射線照射によってピンクを濃くしたものも存在します。

また、こちらも加熱処理するとブルーのアクアマリンに変化することから、知名度の高さから多くがアクアマリンとして流通しています。

希少性からダイヤモンドより高価なレッドベリル

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アメリカのユタ州やその周辺でしか産出されない、大変希少なレッドベリル。

前述した通り、7色あるベリルの中でも、最も希少で最も高価なベリルです。

元々レッドベリルは1904年、発見者の鉱物学者メイナード・ビクスビーの名前にちなんで「ビクスバイト」と命名されていました。

その後GIAに持ち込んだレックス・ハリスが“美しい赤いベリルで「レッドベリル」”と名付けました。

稀に「レッドエメラルド」として販売されていることがありますが、正式な宝石名ではなく有名な宝石名を付けることで販売しやすくするための、コマーシャルネームと言われるものです。

レッドベリルは希少性、価格ともにエメラルドよりも上の宝石でレアストーンとしてもコレクターから高い支持を得ています。

大粒のレッドベリルは産出されず、そのせいでコストが高くなることから、市場に出回ることは殆どないといわれています。

レッドベリルをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ!
7色のベリルのなかで最もレアな宝石「レッドベリル」

最後に

ベリル

7色のさまざまな魅力を見せてくれるベリル。

透明度が高く、それぞれの色の美しさから、長年宝石として支持されたことも納得させられる鉱物です。

硬度も7と高くジュエリーとして十分に楽しめる鉱物ですので、お好みの色を見つけてデイリーに身に着けてみてください♪

リカラット編集部 監修

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