ダイヤモンドより価格が高いって本当?レッドベリルの魅力とその最高級品質ビクスバイトとは?

画像:リカラットSHOPより

ダイヤモンドより価格が高いって本当?レッドベリルの魅力とその最高級品質ビクスバイトとは?

「レッドベリル」と聞いてすぐにあの宝石ね!と思い浮かぶ方は、恐らく宝石に明るい方なのではないでしょうか?

それほどに一般的には知られていない、希少で高価な宝石「レッドベリル」

それもそのはず、アメリカのユタ州周辺でしか採掘されない為、市場に出回る量も極端に少なく、ハイクオリティなものとなるとさらに限られてしまう宝石なのです。

今回はそんな希少でダイヤモンドよりも高価といわれる「レッドベリル」の魅力とともに、レッドベリルの中でも最高級品質と言われる「ビクスバイト」のことも交えて、お話ししたいと思います。

レッドベリルとは

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赤いベリルだからレッドベリルと、そのまま名付けられた宝石レッドベリル。

アメリカのユタ州周辺と、限られた場所でのみ採掘される、赤紫色の宝石で、その名の通り鉱物種はベリル(和名:緑柱石)です。

同じ鉱物種で有名な宝石というと、エメラルドやアクアマリンがあります。

同じ鉱物種ということから、レッドベリルを「レッドエメラルド」と呼び販売されることもありますが、これは正式な宝石名ではなく、販売しやすくしたコマーシャルネームです。

しかしエメラルドの名を借り、販売促進を狙われるレッドベリルですが、実はベリルの中で最も希少で、かつ高価なのはレッドベリルの方で、次いでエメラルドだったりします。

また、ベリルの中にはピンクベリルとも呼ばれる「モルガナイト」が存在しますが、この二つの宝石の差は発色の違いのみで、濃いレッドを「レッドベリル」、淡いレッドやピンクを「モルガナイト」といいます。

色合いは近いものもありますが、価格は雲泥の差です。

ベリル自体は世界中各国で採掘され、それほど珍しい宝石ではありませんが、レッドベリルとなると、採掘地は限られ、さらにすでに掘りつくされているとまでいわれているため、レアストーンに位置づけられ、コレクターからも高い人気を得ています。

ダイヤモンド以上の価値があるレッドベリル

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レッドベリルは、産出されることが殆どない上、“宝石になる可能性のある石”、つまり宝石質の結晶の殆どが1ct未満であるため、採掘のコストが合わないといわれています。

実際、過去にレッドベリルの価値に気付いた大手企業が採掘権を買取り、発掘を開始したことがありますが、予定どおりの採石が出来ずに、撤退を余儀なくされたという事実もあります。

現在は採掘権を買い戻したハリス一家が、家族のみで採掘している状況ですが、すでに掘りつくされたという話もあり、現在市場に出回っているレッドベリルは、過去に採掘された石をカットしているのだと言われています。

現在流通するカラット数を確認しても、多くが0.1ct以下で、1ct以上のものを目にすることはほとんどありません

ちなみに、内包物がなく色味の深いクオリティの高いもので、0.1ctにも届かない約0.08ctで100万円の値が付けられたものも過去に目にしたことがあります。

このようなことからクオリティの高いレッドベリルは、ダイヤモンドよりもはるかに高値で取引されていると言えるのです。

最高級品質と言われる「ビクスバイト」

深い赤みを放つ、まるで赤ワインを思わせるような、少し紫がかった、落ち着いたレッドカラーが魅力的なレッドベリル。

その中でも特に透明度が高く内包物がない、レッドの色合いが深い高品質なものを、ビクスバイト(またはビックスバイト)といいます。

そもそもレッドベリル自体が大変希少なので、流通するレッドベリルの多くはピンクにほど近いものや、パープルカラーが強いもの、また明るいレッドカラーのものが大半を占めます。

そんな中、透明度が高い上、内包物がなく深みのあるレッドカラーとなると、小さなものでも驚くほどの価格となります。

しかも現在、過去に採掘された結晶を研磨したものや、コレクターの方が手放したものが流通する程度にしか手に入らないとまで言われています。価格が高騰するのも無理はないのかもしれませんね。

全くの余談ですが、レッドベリルはその昔、まだこの名前が正式に付けられる前、1904年に発見者の鉱物学者メイナード・ビクスビーの名前にちなんで「ビクスバイト」と命名されました。

しかしその1904年に発見された結晶は宝石質のものではなく、実際に宝石質の結晶が半世紀後に発見された時には、「ビクスビアイト」という鉱物がすでに鉱物名を認められた状態で存在していました。

二つの名前が似ているため、混同されるのを避けるべく、宝石研究機関GIAに持ち込み“赤いベリルだからレッドベリル」”として宝石界にデビューさせられたということです。

このいきさつを聞くと、最高品質のレッドベリルをビスクバイトと呼ぶことに、何となく抵抗を感じるのは私だけでしょうか(笑)

最後に

限られた場所でしか採れない、大変希少なレッドベリル。

ビスクバイトと言われる最高品質のものとなると、ダイヤモンドよりはるかに高額で取引されるレアストーンです。

硬度はエメラルドやアクアマリンと同じ7ありますので、リングやネックレスにもピッタリ。

ルビーやガーネットとは違った、気品あふれるレッドの色合いを楽しみたい方にお勧めの宝石ですよ!

リカラットSHOPでもレッドベリルが入荷することがあります。ご興味のある方はチェックしてみて下さいね。
▶RECARAT SHOP 「レッドベリル」

リカラット編集部 監修

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