グリーンアメシスト(プラシオライト)は天然?原石や産地、色の秘密についてを探ってみました!

疑問

グリーンアメシスト(プラシオライト)は天然?原石や産地、色の秘密について探ってみました!

グリーンアメシストと聞いてどんな宝石を思い浮かべますか?

私は最初にこの名前を聞いたときに「アメシストって、紫色の水晶のはず。それが緑色をしているってどういうこと?偽物なのでは…」と頭が少し混乱してしまいました。

さらに、グリーンアメシストの正式な宝石名は「プラシオライト」だといいます。

プラシオライト・・・なんだかキラキラ感のある名前で、興味を惹かれますよね。

この宝石が実際にはどのような性質を持つ鉱物なのか、すごーく知りたくなりました。

紫でグリーンでキラキラ・・・・??

ちょっぴり混乱した頭を整理するために、グリーンアメシストについての詳細と魅力をこちらにまとめてみました。

緑色のアメシストの謎について究明していきたいと思います!

グリーンアメシスト(プラシオライト)とは

グリーンアメジスト
グリーンアメシスト(プラシオライト)とは、緑色をしたクォーツ(水晶)のことです。

宝石学上の正式名はプラシオライトですが、グリーンアメシストやグリーンクォーツ、ヴェルマリンなどさまざまな名前で呼ばれています。

天然の原石の結晶は六方柱状をしており、透明から不透明なものまであります。

グリーンアメシスト(プラシオライト)の性質

結晶系 三方晶系
化学組成 二酸化珪素
硬度 7
比重 2.65
屈折率 1.54-1.55
複屈折率 0.009
光沢 ガラス状

グリーンアメシスト(プラシオライト)の色

グリーンアメジスト
天然のプラシオライトは、半透明で薄い緑色をしています。

天然産は非常に稀なため、市場に流通している大抵のものは、人工的に照射加熱処理を施したものです。

グリーンアメシストはその名前の通り、緑色をしています。

緑色のトーンはさまざまで、黄金色の混ざった緑やビビッドなミントグリーン、青緑など、微妙に明るさの違う緑色を発するものが出回っています。

グリーンアメシスト(プラシオライト)の歴史と産地

Photo by : Julio Ricco / Shutterstock.com

緑色をした水晶『プラシオライト』は1950年からブラジルにある小規模な鉱山で産出されています。
ほかにもポーランドのシレシア地区、カナダのサンダーベイなどでも産出されています。

しかし残念ながら、プラシオライトと呼べる天然で上質のものが産出されるのは非常に稀です。

グリーンアメシストは人工的に着色したもの

アメジスト
プラシオライトは大変稀少な宝石であることから、人工的に照射や熱処理を施して緑色にしたものが出回るようになりました。

プラシオライトのような緑色をした水晶は、実は紫色のアメシスト黄色っぽい水晶500度の高熱を加えて人工的に着色したものなのです。

これらは、リークグリーンと呼ばれる、薄い黄金系の緑色をしています。

そう、この人工処理こそがグリーンアメシストと呼ばれる理由なのです!

つまり、元は紫色のアメシストを緑色に変色させているから『グリーンアメシスト』と呼ばれるようになったのですね。

このほかにも、熱水法で生成した合成クォーツもグリーンアメシストとして流通しています。

これらはビビッドなミントグリーンや青緑色をしているのが特徴的です。

グリーンアメシスト(プラシオライト)の名前の由来

ねぎ
前述している通り、この緑色の水晶の正式な宝石名は英語でプラシオライトといい、『Prasiolite』と綴ります。

プラシオライトという名は、この鉱物がネギの色に似ていることを由来とします。

語源は、ギリシャ語でネギという意味の『prason』という言葉に、石という意味の『lithos』を足してできた言葉です。

グリーンアメシストという呼び名は、上記の項目ですでにご説明した通りです。

アメシストを熱処理して緑色にすることから、グリーンアメシストという異名を持っていますが、これは正式な宝石名ではありません

ほかにも、グリーンクォーツヴェルマリンなどといった名前で呼ばれていますが、ほかの宝石と間違えないように注意しましょう。

まとめ

グリーンアメジスト
グリーンアメシストの謎が解けましたね!

天然の緑水晶であるプラシオライトは大変レアなことから、アメシストに人工的処理を加え『グリーンアメシスト』と呼ばれているのですね。

しかしプラシオライトの意味はなんと『ネギ』・・・。キラキラ感とは全く関係なかったようですね。。。

そういえば、クォーツには不透明なカルセドニーという種類があり、クリソプレーズやアベンチュリンは緑色をしています。

しかし、透明感の高いグリーンアメシストとは全く見た目が異なります。

ファセットが施されたグリーンアメシストは、高いキラキラ感を放ってとても華やかです。

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リカラット編集部 監修

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ABOUTこの記事をかいた人

マクロクリンイクミ。Gem-Aで学んだ後、2001年にFGAとDGAを取得。宝石の歴史や伝説などについてのお話と、19世紀末のアール・ヌーヴォーのデザインがお気に入り。好きな宝石は、深いコバルトブルーをしたアウイナイトです。ロンドン在住。