日本で宝石が採れる場所①栃木県でデュモルチ石が採れるって知ってた?

デュモルチ石 リング

もしかしたら一攫千金も夢じゃない?

桃を割ったら出てくるのは桃太郎ですが、その岩石を割ったらデュモルチ石が出てくるかも。。。!

と、期待(≒私的な欲望)に胸を膨らませて行って参りました。

日本でも宝石が採れますシリーズ、今回はデュモルチ石栃木県で探した時の、私の経験についてお話します。

そもそもデュモルチ石とは?基礎知識のおさらい

デュモルチ石とは和名です。
デュモルチェライトインクォーツ、という名前の方がわかりやすいでしょうか。

デュモルチェライトという名前は、最初の発見者である古生物学者「ユージン・デュモルティエ氏」にちなんで名付けられたとか。

2014~16年にブラジルで初めて青い針状のインクルージョンが入ったデュモルチェライトインクォーツが発見され、その美しさに世界中で一気にブレイクしました。

値段もたちまち高額に。

美しいデュモルチ石を安く手に入れるのは、今では簡単ではないようです。

お店では、「ブルーファントム」「デザートラピス」などという名前で販売されているところもあります。

主な産地はアメリカ、カナダ、ブラジル、マダガスカルですが、日本でも採れます。

透き通る鉱物の中に浮かび上がる美しいブルーの花びら。
結晶中に取り込まれた鉄分よりもチタンが多くなるとこのようなブルーになるそうです。

そしてこのデュモルチ石は、非常に熱に強いという特徴があります。
そのため、耐火材の材料にも使われています。

モース硬度は8~8.5。ルビーやサファイアといったコランダムの次に硬いので、宝石としても有効な鉱物です。

栃木県は鉱物の宝庫!

滝

さて、栃木県の鉱山、といえばあの足尾鉱山が有名ですよね!
学校の教科書で読んで私は号泣しました。あぁ、素晴らしい田中正造。。。(わからない人はググってください。)

栃木県には、およそ1500万年前に火山活動によってできた鉱山がたくさんあり、なんとデュモルチ石だけでなく、さまざまな鉱物ばかりか、金・銀・銅・鉛・亜鉛なども採れます。

栃木県の鉱山は、マグマに熱せられた地下水によってできる「熱水鉱床」というタイプ。

そのなかでも磁器の原料等に利用される「ろう石」という粘土鉱物の鉱山が有名です。

そして今回お目当のデュモルチ石は、このろう石が採れるろう石鉱山によく埋まっています。

目指せ!栃木県の渓谷へ

栃木県の某駅からバスで30分の場所にある渓谷

ここは新緑だけでなく、流れる川は水が透明でヤマメが泳いでいるという、地元では有名な安らぎスポットだとか。

そしてデュモルチ石が採れるのは、この渓谷の近く。

渓谷周辺の崖を目指し、足元に気をつけて、ズリ穴と呼ばれている小さな穴場を探します。

過去に採りに行った人の証言によると、大きなデュモルチ石を採集できるのは、ズリ穴の奥や穴の壁面あたり。

ハンマーで青い色のついた岩石を割ってみるとそこにはデュモルチ石が!!

・・・なーんて聞いていたのですが、残念ながら私の場合は見つかりませんでした。

時にはハンマーがなくても、ズリ穴周辺に落ちている場合もあるのだとか。

何にせよ川辺ですし、渓谷ですし、夢中になりすぎて、道に迷ってしまった、ということにならないように気をつけてくださいね。

あと自然は皆んなのもの。

間違っても大量に持ち帰るなんてことは絶対にしないでください。

釣りでいう「キャッチ・アンド・リリース」の様に、石好きの1人として「探すこと」「鑑賞すること」自体を楽しみたいですね。

 

最後に

いかがですか。白い岩肌にくっきりと浮かぶブルーのライン。鉱物好きにはたまらない石が、このデュモルチ石です。

自然界で生まれる鉱物で、これほど美しいブルーをもともと発色する石はそうそうありません。

岩石のままでも十分に美しいデュモルチ石。

さて、栃木でデュモルチ石が見つからなかった私は先月、ネットで美しいデュモルチ石のリングを購入しました。

しかも国内ではなく、中国の業者さんが売りにだしていたデュモルチ石です。

私は何度もネット購入で偽物を買わされているので、今回もヒヤヒヤ。
品物が到着し、さっそく鑑定をお願いし、本物のデュモルチ石だとわかった時の喜び!あぁ、これで運を使い果たした。。。と思ったほどです。良かったぁ!

これからもまだまだ人気がでそうなデュモルチ石。
ご興味があれば、あなたもぜひコレクションに加えてみてくださいね☆

リカラット編集部 監修

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