サファイアにも負けないブルーが眩しい!産地は?価格は?宝石カイヤナイトの秘密に迫る!

カイヤナイト ルース

サファイアにも負けないブルーが眩しい!産地は?価格は?宝石カイヤナイトの秘密に迫る!

深い藍色が美しい宝石カイヤナイト。

吸い込まれそうな深みのあるブルーは、まるで地球や宇宙、深海を思わせ、和名は「監色の結晶」という意味の監晶石(あいしょうせき)といいます。

透明度のあるカイヤナイトはブルーサファイアと見間違えられることも多く、カイヤナイトのブルーは、サファイアにも負けない美しさと評価されたりします。

今回はそんなカイヤナイトの産地や価格とともに、特徴なども交えながらお話ししたいと思います。

カイヤナイトの特徴

深みのある藍色が特徴的なカイヤナイトは、和名を監晶石(あいしょうせき)といいます。

カイヤナイトの名前はギリシャ語で暗い青色という意味の「kyanos」に由来しています。

和名の監晶石も藍色の結晶という意味から名付けられており、名前からも深みのあるブルーが特徴的な宝石であることがよくわかりますね。

カイヤナイトのブルーカラーは、一般的に結晶の中心にいくほど濃くなり、端にいくほど色がなくなっていくといわれています。

よってより深いブルーのカイヤナイトのルースにするためには、中央に近い部分を研磨するそうです。

また、カイヤナイトはとても特質で、“結晶の方向によって硬度が極端に異なる”という特徴をもっています。

これは劈開性、別名で二硬石と呼ばれており、カイヤナイトの場合、柱状の結晶に対し垂直な横方向が硬度7.5柱と平行な縦方向では硬度4となっています。

つまり、割れやすい方向は縦方向からの衝撃で、結晶に対して垂直な方向からの衝撃には比較的強いということになります。

研磨された宝石で方向を見るには、しま模様を確認すると分かりやすいと聞いたことがあります。

この特徴から、カイヤナイトは加工が非常に難しい宝石であるともいわれています。

産地

ブラジル、アメリカ、ネパール、ケニア、インド、カナダ、ミャンマー、オーストラリア、スイス、オーストリア、イタリア、ノルウェー、フランス、ロシア など

今まで宝石質のカイヤナイトが採れるとされていたのはアメリカやブラジルでしたが、近年ネパールでもまるでサファイアのような美しいブルーのカイヤナイトが発見されました。

特徴的なブルーの他に、ライトブルー、ブルーグリーン、イエロー、ホワイトクリアカラー、グレー、ピンクなどもあります。

また、内包物が多いものはグレーブラックがかった印象であることもあります。

前述したように、カイヤナイトのブルーはしばしばサファイアと似ていると評価されますが、これは鉄とチタンによる発色で、サファイアと同じであることが要因だろうといわれています。

ちなみに、白いカイヤナイトのことを「ラエチザイト(Rahetizite)」と呼んでいますが、ラエチザイトは今のところ宝石として装飾品に使われることはないそうです。

ちなみに青すぎる(キレイすぎる)カイヤナイトは含浸処理の可能性がありますが、鑑別機関で検査が可能です。

カイヤナイトの価値や価格帯

カイヤナイトの価値や価格帯の評価は、サファイアのブルーに近く、透明度が高いほど評価される傾向にあります。

リカラットSHOPのこちらはカラット数が1.142ctで、7,980円となっています。

同じようなクオリティのサファイアで1ctとなると、10万円程することも多いので、この美しさでこの価格帯であれば、コストパフォーマンスのいい宝石であるといえます。

カイヤナイト ルース

出典:リカラットSHOP

サファイアと比べてみると…

画像:リカラットSHOPより

「鉄」と「チタン」の影響によってブルーを発色することから、とてもよく似た色合いになることもあるカイヤナイトとサファイアですが、大きな違いがいくつかあります。

硬度

サファイアはモース硬度が9あるのに対し、カイヤナイトのモース硬度は前述した通り4~7.5

昔は見た目が似ていることからカイヤナイトをサファイアと同じように研磨し加工したことで、加工中に破損させてしまうことも多かったようです。

劈開性をもち、強い衝撃に弱いカイヤナイトは加工が難しいとされている宝石の一つなのです。

価格

この二つの宝石の大きな違いといえば、何といっても価格差

1ct当たり1万円以内で手にすることも可能なカイヤナイトに対し、サファイアの価格はその約10倍です。

資産として所持するのであればサファイアの方がむいていますが、サファイアによく似た美しいブルーを手軽に楽しみたい方には、カイヤナイトはぜひオススメしたい宝石です!

最後に

深みのあるブルーがまるで地球や宇宙、深海を思わせる美しさを放つ、カイヤナイト。

光に透かしてこの宝石を見てみると、本当に幻想的でいつまででも見つめていられそうな気がします。

(でも直射日光で退色してしまう宝石ですので、実際は長時間は禁物です…!)

衝撃に弱い宝石ではありますが、丁寧に留められた装飾であれば、日常でも身につけられます。

リカラットSHOPでも、美しいブルーのカイヤナイトが入荷することがありますので、気になった方は是非マメにチェックしてみてくださいね!

リカラット編集部 監修





ABOUTこの記事をかいた人

毎日200個以上の宝石に触れる仕事をしています。宝石のことをあまり知らない方にも、分かりやすい記事作りを心掛けています。オードリーヘップバーンの映画を観てからクンツァイトに魅了されています。