れっきとした宝石なんです!ブルージルコンにまつわる疑問5個

ブルージルコン1

「偽物のダイヤ」「模造ダイヤ」の代名詞となっているキュービックジルコニア。この「ジルコニア」、という言葉からジルコンとよく混同されていますが、この2つは全くの別物
キュービックジルコニアは人造石ですが、ジルコンは天然の宝石だって知っていましたか?

そうです。ジルコンはれっきとした地球から誕生した鉱物。しかも誕生したのは約41億年前、地球最古の鉱物の1つと言われています。

今回は、その中でも特に美しいブルージルコンについてご紹介しましょう。

鉱物としてのブルージルコン

ジルコン1
ジルコンはケイ酸塩鉱物の一種で、火成岩変成岩の中に小さな結晶として産出されます。大きな結晶は花崗岩や閃長岩のペグマタイト(大きな結晶からなる火成岩の一種)から見つかることがあります。

ジルコンは両端が大きく尖った八面体、もしくは四角柱状の形をしており、硬度は6.5〜7.5と石によってばらつきがあります。

純粋なジルコンは無色ですが、黄色、赤、褐色、緑色と多彩な色があります。ブルージルコンは無色や黄色のジルコンを加熱処理(エンハンスメント)して生み出した色で、ブルートパーズによく似たグリーンがかった「エナメルブルー」が特徴です。

ブルージルコンの宝石としての価値

ブルージルコン2
ジルコンの中でもこのブルージルコンはダイヤモンドに似た輝きとディスパーション(虹色のテリ)があるため大変人気があります。

中でも淡いブルーのジルコンは「スターライト」と呼ばれ、ダイヤモンドの中でも特に高価なブルーダイヤモンドに似た美しさを持っています。そのためブルージルコンも、ジルコンの中で宝石としての価値が高いと言えるのではないでしょうか。

ちなみに、ブルージルコンの価格相場は、1カラットあたり3万円くらいです。
なので、よくネットで売られている、素材がシルバーで数千円程度の値段で購入できるブルージルコンのアクセサリーは人造石の可能性があると思います。名前は同じでも宝石としての価値は全然違いますから注意してくださいね。

ジルコンの産地

ジルコン原石
ジルコンの主な産出国は、タイ、オーストラリア、南アフリカ、中国、インドネシア、ウクライナなどです。日本では福島県の愛宕山などで産出されていたこともあります。
ジルコンは、18世紀にスリランカで採掘された時からダイヤモンドにそっくりな石として宝飾品に用いられていました。ちなみにジルコンは産地鑑別のできる石ではありません

また、ジルコンの和名は「風信子石」と言います。
風信子とは植物のヒヤシンスのことで、香りが風に乗って運ばれることに由来して付けられたそうです。

ジルコンとダイヤモンドの見分け方

ブルージルコン3
ジルコンとダイヤモンドの決定的な違いは、ジルコンは線が2重に見える複屈折という特長があることです。
この二つの簡単な見分け方は1本の髪の毛の上に並べて置いてみてください。上から見たとき、髪の毛が2本に見えるほうがジルコンです。

最後に


いかがですか。皆さんに一番知って欲しいのは、ジルコンとジルコニアは全く別の石だということ。
ジルコンは宝石としての価値がある鉱物ですが、ジルコニアはジルコニウムの酸化物です。キュービックジルコニアの合成宝石のほか、硬くて錆びないのでセラミックの包丁などにも使われています。

ダイヤモンド同様に美しく輝くブルージルコン。本物のブルーダイヤには手が届きませんが、ブルージルコンなら買えるかも。頑張っている自分にご褒美をしてはいかがでしょうか。

リカラット編集部 監修