メッキなの?金属アレルギーは?ホワイトゴールドあれこれ

メッキなの?金属アレルギーは?ホワイトゴールドあれこれ

ジュエリーによく用いられるホワイトゴールド。白い金?どういうもの?と思われる方も多いかもしれませんね。ホワイトゴールドって、どういうもの?と疑問を持っている方に分かりやすくまとめてみました。

ホワイトゴールドって何?


ホワイトゴールドは、金を主体とする白色の合金です。日本では、白色金と呼ばれています。WGの略称で表記される事も多いため、知らない間に目にしているかもしれません。

ホワイトゴールドを用いたジュエリーの刻印には、18金WGや14金WGなどと表示されています。ここで少し、18金について触れておきましょう。18金というのは、75%が金で、あとの25%は銀や銅、パラジウムなどを混ぜて作られていることを意味します。

ホワイトゴールドは、金にパラジウムを混ぜて作られています。パラジウムが脱色の役割を果たすことで白い金属が生まれます。

ホワイトゴールドの歴史


ホワイトゴールドが生まれたのは、第一次世界大戦後になります。きっかけは、戦争によりプラチナの供給が激減したこと。その代替品としてホワイトゴールドが開発されました。日本でも昭和50年頃まではプラチナの代替品としての認識が主だったようです。ホワイトゴールドは昔は、現在とは異なった認識をされていたんですね。

そんなプラチナの代替品として扱われていたホワイトゴールドは、カラーゴールドの流行に伴い白色の金として認識されるようになりました。この頃、ホワイトゴールドには、パラジウムを使用したものと、ニッケルを使用したものがよく出回っていました。

ホワイトゴールドは金属アレルギーを引き起こす?


ホワイトゴールドは、ニッケルを使用したものと、パラジウムを使用したものがあると聞くと、ニッケルが金属アレルギーの原因にならないか心配している方も多いのではないでしょうか。

ヨーロッパでは、ニッケルが金属アレルギーの原因になることから、合金からのニッケル溶出量に規定が設けられています。そのため、ヨーロッパから日本に輸入されているホワイトゴールドは、この基準をクリアしています。

また、日本ではPL法の施行に伴い、肌に触れる部分の金属にはニッケルを使用しない事が定められたため、現在のホワイトゴールドには金属アレルギーを起こしにくいパラジウムが使用されています。そのため、基本的には金属アレルギーは起こりにくいと考えられます。ただし、PL法が施行される前に作られたホワイトゴールドには注意が必要です。

ホワイトゴールドはメッキ?


世界中のどこに行っても、ホワイトゴールドのジュエリーのほとんどには表面加工(メッキ)がされています。メッキという言葉に抵抗感を示す方が多い日本では、ロジウムコーティングやロジウム処理と呼ばれることが多いです。

なぜホワイトゴールドはメッキなのかというと、それはホワイトゴールドが完全な白ではないからです。ロジウムは、プラチナに並ぶ高価な金属です。ロジウムでホワイトゴールドを表面加工することにより、美しく白い光沢を放ったジュエリーができあがります。

ホワイトゴールドの色は、基準値により守られている

ロジウムで表面加工(メッキ)するホワイトゴールドですが、目には見えなくてもきちんと基準値が設けられています。ホワイトゴールドの名称は、メッキ加工の色によって使われるものではありません。

昔、ニッケルがアレルギーの原因となることで使用が制限され、パラジウムの価格が高騰したことがありました。そこで、一部の業者はパラジウムを他の金属で代用し、黄色みの強いホワイトゴールドが出回ったことがあったようです。これにはクレームが殺到し、社団法人日本ジュエリー協会はホワイトゴールドの色相の範囲を定めました。この基準をクリアしたものだけが、ホワイトゴールドと名乗ることができるんですね。

ホワイトゴールドを使ったジュエリーのお手入れ


先ほどお伝えしたように、ホワイトゴールドのジュエリーにはロジウムによって表面加工がされています。ジュエリーを身につけるうちに、傷つくことで表面のロジウムがはがれてしまうことがあるでしょう。そうすると、真っ白ではないホワイトゴールドが見えますが、その色を見て偽物ではないかと不安になる必要はありません。

もともとホワイトゴールドは完全な白色ではありません。ロジウムにより表面加工をし直せば、また元通りに戻ります。
ホワイトゴールドを使ったジュエリーは、ロジウムによりさらに魅力的に仕上がっているということを忘れずに、ぜひホワイトゴールドの魅力を十分に楽しんでください。

リカラット編集部 監修

ABOUTこの記事をかいた人

自然の美しさを感じる旅や、冒険が大好き。田舎に住み、澄んだ空気ときれいな空、虫の鳴き声が聞こえる夜と美味しい野菜に癒されています。天然石に興味を持ち5年ほど。少しずつ、その時に出会った石のことを学んでいます。