紫色の水晶 アメシスト

紫色の水晶 アメシスト


アクセサリー・ジュエリーなどに加工されることの多いアメシスト(アメジスト)。

アメシストは宝石にほとんど興味がなくても、名前くらいは聞いたことがあるという人の多い有名な宝石かと思います。

でも、名前と色以外の特徴については意外と知らないという方もいるかもしれませんね。

そこで今回は基本的な情報から珍しいタイプのものまで、アメシストの魅力についてご紹介します。

アメシストの基本情報


アメシストは古代ギリシャの時代から人々に愛されてきた紫色の水晶です。

その名前もギリシャ語からきているといわれており、「お酒に酔わないお守り」として重宝されていたそうです。

アメシストのモース硬度は7。ガラスの硬度は5なので、比較的傷つきにくい丈夫な宝石だといえるでしょう。

比較的リーズナブルなものが多いですが、高品質なものは高級ジュエリーに加工されることもあります。

日光に長時間さらしてしまうと、退色することもあるので保管の際には注意が必要です。

二つの顔を持つ「アメトリン」

アメトリン ルース 正面
紫色の水晶アメシストと黄色の水晶シトリンが、ひとつになっているのがアメトリン。

ボリビアで産出されるこの水晶は、ツートンカラーの宝石の中では比較的リーズナブルです。

色が濃くても暗くならず、2色がハッキリと中心付近で分かれている「アメトリンらしいもの」を選ぶとよいでしょう。

ラウンドカットやオーバルカットのアメトリンは、色の混ざり方によってはとても幻想的な雰囲気を醸し出します。

特に中心部のみがシトリンになっているタイプのものは、花のような可憐さがあります。

淡いグリーンの「グリーンアメシスト」


アメシストは紫色の水晶ばかりではありません。

グリーンアメシストはその名の通り、淡いグリーンのアメシストです。

「プラシオライト(prasiolite)」とも呼ばれ、ほとんどは採掘後の加熱処理によってグリーンに変色させたものです。

水晶らしい質感と淡いグリーンの爽やかさが相まって見ているだけでも癒やされる宝石です。

処理されたグリーンアメシストは安価で売られていることも多い気がします。

ミルキーで幻想的な「スコロライト」


スコロライトは、ラベンダー水晶、ラベンダーアメシストとも呼ばれる透明感のあるミルキーな水晶です。

ピンク寄りの薄い紫色で、何よりも薄っすらと乳白色であることが特徴。
人工的な処理によって作り出されるにも関わらず、加工が難しくあまり市場に流通していません。

光を当てると少し青みがかかった薄いピンクがとても幻想的です。
透明感のないものは加工が上手くいかなかったものなので、しっかりと透明感のあるものを選ぶのがポイントです。

アメシストは、いろいろな顔を持つ魅力的な紫色の水晶です。
比較的リーズナブルなものが多いのも嬉しいですよね。

2月の誕生石でもありますので、2月生まれの方へのプレゼントにしても喜ばれる宝石の一つだと思います。

リカラット編集部 監修

ABOUTこの記事をかいた人

趣味で20年以上レアストーン寄りの宝石やジュエリーを収集しています。メキシコのウォーターオパールからはじまり、既に50種類以上のルースを所持しています。王道(?)のグランディディエライトやレッドベリルをはじめ、コーネルピンやペツォッタイトといった誰も知らないような希少石も大好物。宝石を太陽光に当てたり、ブラックライトで照らしたりしてマニアックに宝石を楽しんでいます。