アメトリンについての価値や価格は?偽物や非加熱天然はあるの?

アメトリン

イエロー系のシトリンとパープル系のアメシスト(アメジスト)が一つの結晶内に存在する、魅惑的なツートンカラーの宝石、アメトリン

そのとても不思議な見た目は、自然が作り出したとは思えないほど印象的な魅力をもっています。

今回はそんなアメトリンの基礎知識から加熱などの人工処理をしていないものがあるかどうかや価値、価格まで、種々交えてお話ししたいと思います!

アメトリンとは

アメトリン2
アメシストとシトリンが一つの結晶内に存在し、ツートンカラーが美しいアメトリンは、和名では、紫黄水晶(しおうすいしょう)と呼ばれます。

結晶構造の内部に含まれている鉄イオンの濃度の違いから、色がイエローとパープルに分かれるといわれています。

アメシストもシトリンも石英系グループの鉱物であるため、鑑別では「クォーツ」となり、別名「バイカラー・クォーツ」とも呼ばれます。

元々アメシストが加熱されると色が変化しシトリンとなることから、アメトリンはその過程で止まったものではないかとも考えられています。

天然でできたアメトリンの産出国はボリビアのアナヒ鉱山のみでいわれ、もともとは非常に希少な石でした。

天然のアメトリン

アメトリンはそれが加熱処理されたものなのか非加熱かを鑑別することが現在の技術ではできません

たまにミネラルショーなどで「非加熱アメトリン」という名前で売られている石がありますが、鑑別的な(科学的な)裏付けはありません。

たとえば同じ鉱物のシトリンの場合、非加熱のシトリンというものはほとんど産出されないため、市場に出回っているシトリンはほぼ全てアメシストを加熱処理したものと考えられています。

アメトリンも同様に、その多くがアメシストに加熱処理を施されたものではないかと考えられています。

先ほども紹介したボリビアのアナヒ鉱山からは天然の(加熱処理無しの)アメトリンが産出されていたそうなのですが、

このボリビア産かどうか?に関しても、アメトリンは産地鑑別ができない石ですので、科学的な裏付けがありません。

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たまにヤフオクやメルカリなどで「ブラジル産」「ボリビア産」と書いて売られているアメトリンを見ることがあると思いますが、これは話半分に聞いておかれた方が良さそうです。

また、時々ネットには「ブラジル産アメトリン = 天然のアメトリン」と主張される記事もありますが、これは全くの事実無根と言えます。

どうかリカラットONLINEの読者の皆様は騙されないようにと願います。

アメトリンの偽物

様々な石を取り扱っているリカラットですが、正直アメトリンの偽物というものにはめったに出会いません。

というのもアメシストから加熱処理を経てアメトリンをつくることは非常に容易で、供給量が安定しているため、

偽物をつくるコストが見合わない

というのが一番の理由かと思われます。

ただし中には上の写真のように「あまりに鮮やかすぎるアメトリン」があり、たまに国内のミネラルショーでも見ることがあります。

さすがにこれは本物じゃないだろうと、見た目で分かるかと思うのですが、この正体は実は「合成トルマリン」。

なんとアメトリンの合成石ですら無いんですね。

ちょっと不思議ですね。

アメトリンの価値・値段

アメトリン3
次にアメトリンの価値と値段を決めるポイントについてお話ししましょう。

購入する際に、より良いものを手に出来るよう評価ポイントをご紹介していきますね。

アメトリンの評価ポイントは3つ

①色味がきちんと分かれているか

アメシスト(アメジスト)とシトリンが同時に表れていることが魅力のアメトリンですから、パープルとイエローの色味がきちんと分かれているもの程、評価が高くなります。

パッと見た時、混じり合って見えたり何となく2色あるかな?と悩むものよりも、明確に2色が存在していると分かるアメトリンを選びましょう

②色の彩度が高いか

暗めの濁った色合いのものよりも、透明度が高く、明るく鮮やかな色合いのものは評価が高くなります。

なるべく鮮やかなイエローとパープルが明確に存在しているアメトリンが選べると良いですね!

③カットが美しいか

産出量が安定しているアメトリンのため、挑戦的なカットの石も存在します。

画像のアメトリンは今人気急上昇中のファンタジーカット。

ですが、このように美しいカットが施されたアメトリンは、より高く評価されています。

アメトリンの価格帯

偽物のリスクがほとんど無いアメトリンですので、だいたいの価格帯を抑えて「高すぎるアメトリン」をつかまされないようご注意ください。

リカラットSHOPでアメトリンの相場を調べてみます。するとアメトリンの「ガイ」(1ctあたりのお値段。肉でいう「グラム幾ら」と同じ考え方)がだいたい500円〜1500円くらいと分かります。

大きな石が多いのもアメトリンの特徴ですが、例えば10ctの大粒モノ(縦横が少なくとも1cm以上の石)でしたら5,000円〜15,000円になる計算です。1ctだったらその1/10です。

アメトリン ルース

出典:リカラットSHOP

こちらは24.859ctの大型タイプ。¥9,800となっています。

こちらのアメトリンは色の境目が優しく、くっきりと真ん中で2色が分かれています。
アメトリン ルース

出典:リカラットSHOP

こちらは21.208ct で、こちらも販売価格は¥9,800です。

割り算すると分かりますが、どちらも大体「ガイ」は500円くらいとお買い得。

21カラットアップのアメトリンですから、ジュエリーにしても存在感のあるものとなりますね。

もちろんこれが指輪やピアスになると地金の代金がかかりますが、「数珠」など石だけのアクセサリーで、このガイ500〜1500円を大きく上回るものは、ちょっと高づかみかもと注意した方が良いかもしれません。

アメトリンを買うなら

リカラットSHOPはアメトリンの場合「ルース」だけで販売することが多いので、もしアクセサリーをお探しなら下記の探し方が個人的にはオススメです。

指輪ならARTIDA OUD(アルティーダ ウード)

アパレルで有名なサザビーリーグさんのやってらっしゃるARTIDA OUD(アルティーダ ウード)。

タイミングにも依りますがアメトリンのコレクションもあります。洗練されたデザインがさすがです。

指輪だけでなくペンダントも探したいならBizoux(ビズー)

ビズーさんのアメトリンコレクションはこちら。細身で繊細なデザインが魅力です。

実店舗もあるので、実際に見に行けるのも嬉しいですね。

困ったらGoogle Shopping

最後はGoogle先生のショッピング検索

楽天やメルカリ、Amazonなども含めて一気に検索できて、安い順などで並び替えもできるのが便利です。

技術の進歩によって簡単に手に入るようになった石だからこそ、気に入ったものを適正価格で手に入れたいですね。

最後に

アメトリン
一つの結晶の中に二色が存在する、不思議な宝石アメトリン。

これを自然が作り上げたというのは地球の神秘を感じます!

どちらかというと市場に出回る流通量は多めで、比較的手にしやすい石ですので、ぜひお好みのものを見つけてください。

大粒のものも多く、硬度も十分あるため個性的なカットが楽しめるのも魅力の一つです。

また大粒のものが多いので、リングやピアスだけではなくペンダントにも向いています。

リカラットSHOPでも取り扱うことがあります。気になった方は是非ショップも覗いてみてくださいね♪

リカラット編集部 監修

ABOUTこの記事をかいた人

毎日200個以上の宝石に触れる仕事をしています。宝石のことをあまり知らない方にも、分かりやすい記事作りを心掛けています。オードリーヘップバーンの映画を観てからクンツァイトに魅了されています。