知られざる宝石の「仕入れ」の世界 ー あるいはダイヤモンドをお得に探すとっても賢い方法

リカラットSHOPで一番お客様から来る質問といえば、

「この石、次はいつ入荷するの?」

というご質問です。

欲しかったカンテラオパールが売り切れてしまった。買おうか迷っていたオレゴンサンストーンが売り切れてしまった。

そういう時に「次の入荷はいつなんじゃい!」と地団駄を踏みたくなるお気持ちはよく分かります。

・・・なんですけど、実はこの「次の入荷はいつか?」という質問は我々にとってとーーーーーっても答えにくい質問なんです。

その理由をご説明するには「宝石の仕入れ」の仕組みがどうなっているのかをお話しないといけません。

色々とロマンを砕くような話も多いかと思いますが、知られざる宝石の「仕入れ」の世界へ、ようこそ。

リアルな宝石「仕入れ」の世界

皆さん、宝石の「仕入れ」と聞いてどんな世界を想像しますか?

私の想像はこれでした(⬆)。

海を超え山を超え、鉱山にたどりついて現地の人と交渉する。

時には騙されることもあるかもしれないし、時には青龍刀で腕を切られそうになるかもしれない。

けれども自分は宝石バイヤー。そんな苦難をものともせず・・・。

すみません、妄想でした。

実際の「仕入れ」はこれです。

LINEで電話がかかって来ます。

以上です笑。

電話の主はだいたい御徒町に店を構えている仕入れ業者で、タイやスリランカ、インドや中国など、様々な国の業者さんがいらっしゃいます。

それらの会社には、だいたい所属/契約するバイヤーさんがいて、彼らは世界中の宝石展示会を周って石を売買しています。

写真はイメージです。鉱山で直接石を買い付けて、その途中で青龍刀に追われるような冒険談は、今のところバイヤーさんから聞いたことがありません。

その買い付けの途中に日本に寄ることがあると、弊社に電話を掛けてくれる仕組みです。

リカラットの場合は代表の小山に直接連絡が来ることが多く、この各国のバイヤーさんからの「信用」こそが我々の最大の財産です。

で、冒頭に戻るのですが、

  • いつ連絡が来るのか分からない
  • 連絡が来たときに何を仕入れて来ているのか分からない

ので、リカラットSHOPで何か商品で売り切れてしまったものがあったとしても、その石の仕入れが次いつになるのかとってもお答えしづらいのです。

ダイヤモンドの「仕入れ」だけは特別

さて、そんな宝石業界の仕入れ事情ではありますが、唯一「いつ仕入れられるの?」にほぼ100%お答えできる石があります。

それがダイヤモンドです。

なぜか。

それは一言で言えば「ダイヤモンド業者がそういった細かな問い合わせに長年対応し続けて来たから」。

ダイヤモンドという石はその特性上、ブライダルの指輪に使われることが非常に多いです。

で、ブライダル指輪は一生に一度のお買い物なので、どうしてもお客様の注文が他の石に比べて細かくなっちゃうんですね。

加えて、ダイヤモンドの最大の特徴は「4C」という価値基準が明確に定められています。

このような事情のため、ダイヤモンド業者さんは各ダイヤモンドの特徴を「データ化」して細かく保存し、細かなオーダーに対応できるようにしています。

色石の業者さんと比べて、とにかく狭く、細かく、深く、在庫を持っているのがダイヤモンド業者さんなのです。

その様は宝石業というよりは、まるで工業製品の部品業のよう⚙。

そのため例えば「VSで1ct以上のDカラーで、カットがgoodのダイヤモンド、予算70万円くらい」みたいな相談を投げれば、すぐに「あるよ」とか「あーあっちの業者だったら持ってるかも」と返してくださいます。

もしもこのブログを呼んでいるお客様の中で、ダイヤモンドをお探しで、そういった「ダイヤモンド業者とのネットワーク」を持っておらず、

自力では欲しいダイヤモンドを探しきれない!もしくはどれくらいが適正価格なのか分からない、困った!という場合には、

そうです!

リカラットまでご相談 ください(宣伝)!

以上、宣伝でした。失礼しました。

最後に

さて、ちなみに他の石ですとこうはいきません。

何せ色石は超多品種少量の世界。一口で「ルビー」と言っても様々なルビーがあります。

色合いひとつ取っても「データ」にすることができないので、電話で「Dカラーありますか?」みたいな会話ができません。

つまり「探す」という行為自体が困難なのです。

ましてやリカラットSHOPが取り扱っているようなレアストーンの場合、取扱い在庫自体が国内にはほとんどありません。

結局、海外からのバイヤーさんがたまたま来るのを「待つ」というスタイルになりますし、待ったとしてもどんな石が実際に来るかは神のみぞ知るです。

あらためて石との出会いは「一期一会」なのだ。

どの石にも個性があり「十人十色」なのだと、

手元のじゃらじゃらスピネル君たちを見て、そう思いましたとさ。

リカラット編集部 監修

ABOUTこの記事をかいた人

リカラットONLINEを影で支えるべく、CSSをイジったりバナーをつくったり色々とやっています。 ライターとしてはまだまだ勉強中。好きな石はオパールです。オパールの虹色の様なきらめきは「遊色効果」といいます。 「色を遊ぶ」という表現が素敵だなと思います。がんばります。