硬度10 ダイヤモンド | (宝石の国) 28キャラを宝石屋が全力で解説する

宝石の国ダイヤモンド

出典元:TVアニメ『宝石の国』公式サイト

硬度10 ダイヤモンド | (宝石の国) 28キャラを宝石屋が全力で解説する

王様といっても過言ではない存在の宝石、それがダイヤモンド。
硬度、輝き、美しさの全てを兼ね備えた、かなりパーフェクトに近い美しい宝石ですよね。

普段は価値や評価などといった観点でダイヤモンドを見ることが多い私ですが、今回は「宝石の国」のダイヤモンドのエピソードなども交えながら、その魅力を中心にお伝えしていきます。

宝石のダイヤモンドとしての魅力

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ダイヤモンドの魅力は、完璧ともいえる硬度とあの輝き。「宝石の国」のダイヤモンドは超美人ですが、宝石のダイヤモンドもご存じの通り、本当に美しいものです。

そして、改まったプレゼントなどでは、やはり「ダイヤモンド一択」というイメージが強いですよね。特に「婚約」「結婚」といった、恋愛の絆を表すような場面では必ず登場するというイメージがあります。

「宝石の国」のダイヤモンドは「恋愛好き」ですが、それは、このような背景と、石言葉が「変わらぬ愛」「純愛」であることに由来するのかもしれません。でも、同じダイヤモンドでも、作中に登場するイエローダイヤモンドは、石言葉が「元気」「笑顔」。ダイヤモンドとは全く性格が違います。それぞれの宝石の特徴が出ていて、おもしろいですよね。

ダイヤモンドの弱点とは!?

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完璧な宝石、宝石の王様と、これまで紹介してきたダイヤモンドですが、もちろん欠点もあります。

硬度10のダイヤモンド、じん性は2級

ダイヤモンドの欠点は、「割れやすい」ということ。硬度が高いので、確かに傷はつきにくいのですが、それと割れやすさは、また別の問題。ある方向からの衝撃に弱く、容易に割れるという性質があるのです。

また、「じん性」と呼ばれる、衝撃に対する強さも、サファイアやルビーなどのコランダムには及びません。つまり、「こすれる」ような衝撃では、傷はつきにくいけれど、たたきつけるような衝撃には弱いということですね。ちなみに、普通に生活していたら、そんなことにはならないと思いますが、よく「ダイヤモンドは金づちでたたけば割れる」という風にも聞きます。

ダイヤモンドがボルツに憧れる理由

「宝石の国」に登場するボルツも、ブラックダイヤモンドと呼ばれるダイヤモンドの変種ですが、ダイヤモンドほどは割れやすくありません。作中のダイヤモンドはボルツのその強さにも憧れているんですね。
日常生活では、なかなか金づちでダイヤモンドをたたくような場面はないとは思いますが、ジュエリーとして身に着ける場合には、ダイヤモンドの強さを過信しないほうがよいかもしれませんね。

主役にもサポート役にもなれるダイヤモンド

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無色透明のダイヤモンドは、高級ジュエリーの主役にもなれるし、花束のカスミソウのように、他の宝石を引き立てる役割を担うこともできます。これほど、主役にわき役に大活躍という宝石は他にはありませんよね。
また、宝石に限ったことではありませんが、あまりにも欠点のないものには、意外と魅力を感じられないという声を多くききます。だから、割れやすいというはかない一面もまた、ダイヤモンドの魅力のひとつといえるのかもしれません。

リカラット編集部 監修

ABOUTこの記事をかいた人

趣味で20年以上レアストーン寄りの宝石やジュエリーを収集しています。メキシコのウォーターオパールからはじまり、既に50種類以上のルースを所持しています。王道(?)のグランディディエライトやレッドベリルをはじめ、コーネルピンやペツォッタイトといった誰も知らないような希少石も大好物。宝石を太陽光に当てたり、ブラックライトで照らしたりしてマニアックに宝石を楽しんでいます。