K18、Pt900 etc… 金・プラチナの種類について

K18、Pt900 etc… 金・プラチナの種類について

K18 PT900 刻印

リングやネックレスに、K18や、Pt900(PT900)などの刻印が打たれているのはご存知ですか?これは、そのジュエリーに使われている金属の金性(=素材に、どのくらいの量の金やプラチナが含有されているか)を示しています。ここでは、K18やPt900(PT900)などの金性の種類と、特質について解説します。ほとんどのジュエリーには刻印があり、金性を示すもののほか、ブランドロゴや、石のカラット数を示すものがあります。大まかにいうと、そのジュエリーがどういうジュエリーなのかを、パッと見てわかるように説明するのが刻印の役割です。

金・プラチナの種類

 

金(ゴールドについて)

K18 PT900 刻印
 千分率 含有率
K24 1000/1000 100%
K22 917/1000 91.7%の金+ほかの金属
K21.6 900/1000 90%の金+ほかの金属
K20 835/1000 83.5%の金+ほかの金属
K18 750/1000 75%の金+ほかの金属
K14 585/1000 58.5%の金+ほかの金属
K12 500/1000 50%の金+ほかの金属
K10 417/1000 41.7%の金+ほかの金属
K9 375/1000 37.5%の金+ほかの金属

ゴールドの刻印でよくあるのは、上記です。よく目にするのはK18でしょうか。K18とK24違いですが、K24とは純金のことで、これは100%金、金以外の物質が混ざっていないという意味です。1000分率で表すと、1000もしくは、999と表記されることがあります。金は、柔らかく加工しやすい反面、変形しやすく傷つきやすいという特性もあるため、ジュエリーに使われる金はK18やK14が多いです。K18の場合は、75%の金とほかの金属が混ざっていることになります。金の扱いやすさ、重さ、輝きを保ちつつ、ほかの金属を混ぜることによって丈夫さも兼ね備えた素材にしています。K18の後に、K18WGやK18PGという刻印がある場合、K18WG=ホワイトゴールド、K18PG=ピンクゴールドという意味です。ピンクゴールの場合は、K18PGと記載されずK18刻印のみが多いです。K18WG(K18ホワイトゴールド)は、プラチナのような色合いで、K18PG(ピンクゴールド)は、通常のK18YG=イエローゴールドより、ピンク色がかった色合いです。金に混ぜるほかの金属を何にするかで色が異なります。金に混ぜる金属のことを、割金(わりがね)と呼び、割金としてよく使われているのが、銀(シルバー)や、銀、銅、パラジウム、ニッケルなどです。

注意点としては、K18PGやK18WGとよく似ている刻印で、K18GPやK18GFがありますが、この刻印は金ではありません。K18GPとはGold Plated(ゴールドプレーテッド)の略で金メッキを表すもので、K18GFとはGold Filled(ゴールドフィールド)の略で金張りを表します。

プラチナについて

K18 PT900 刻印
プラチナ 千分率 含有率
Pt1000(PT1000) 1000/1000 100%
Pt950(PT950) 950/1000 95%のプラチナ+ほかの金属
Pt900(PT900) 900/1000 90%のプラチナ+ほかの金属
Pt850(PT850) 850/1000 85%のプラチナ+ほかの金属
Pm(P.m.) 700~900/1000 70~90%のプラチナ+ほかの金属

プラチナも、純度が高ければ高いほど柔らかく、傷つきやすいので、ジュエリーによく使われるのは、Pt950、Pt900(PT900)、PT850です。一番目にするプラチナはPt900(PT900)でしょうか。K24と同様で、PT1000とは純白金のことで、これは100%プラチナ、プラチナ以外の物質が混ざっていないという意味です。プラチナも金と同様で、柔らかく加工しやすい反面、変形しやすく傷つきやすいという特性もあるため、ジュエリーに使われるプラチナはPT900やPT850が多いです。Pmというのは、昔作られたジュエリーのプラチナ刻印でたまに見られますが、Pt850位を指すといわれています。ですが、実際はそれよりプラチナの含有率が低い場合もあるので注意が必要です。プラチナの割金には、パラジウム、イリジウム、ルテニウムなどが使われます。

その他(K18やPT900以外)

K18 PT900 刻印

GP

K18 PT900 刻印

GPはゴールドプレーテッド(gold plated)、つまり金以外の素材の上に、金でメッキ加工をしたことを示します。中に使われる素材は、シルバーや真鍮が多く、その上に、K18、K14、K10などをメッキ加工をすることが多いです。K18でメッキ加工をした場合、K18GPという刻印が打たれます。金の色や輝きを保ちながら、中身にそのほかの素材を使うことで、安価に仕上げられるのがメリットです。

GF

K18 PT900 刻印

GFはゴールドフィルド(gold filled)、これは金張りと呼ばれ、金以外の素材の上に、金を張る加工ですが、GPに比べ、金の層がかなり厚いため、使用しているうちに摩擦などで金がはがれることが少ないです。こちらも金よりは安価ですが、見た目には金と同様の高級感があるため、アクセサリーの素材として重宝されています。

アトK

K18 PT900 刻印

18Kなど、Kが後につく場合の金K18ではなく、18Kという、Kが数字の後につく刻印があります。これは、アトKと呼ばれ、古いジュエリーや、東南アジアなどで作られたものに見られます。刻印より、実際の金の純度が低かったり、まれに偽物の場合もあるため、注意が必要です。

 

 

リカラット編集部 監修

ABOUTこの記事をかいた人

ジュエリー業界に数年従事。その後別業種に転職しながら、ジュエリー好きが高じて、宝石に関する記事執筆やコンサルティング業務も行う。年に数回海外旅行に行った際には、現地のジュエリーショップや博物館をチェックするのが楽しみ。好きな宝石はカラーダイヤモンド。