夜空の輝きを閉じ込めた ラピスラズリの魅力

ラピスラズリペンダント

まるで夜空の輝きのような神秘的な青い宝石、ラピスラズリ

とても長い歴史があり、紀元前から世界各国で「聖なる石」と崇められてきました。

知れば知るほど魅力的な、ラピスラズリの基礎知識言い伝え、石言葉などをご紹介します。

ラピスラズリってどんな石?名前の由来は?

ラピス色
人に認知され、利用された鉱石の中でラピスラズリは非常に長い歴史があります。

古代から宝石として、また、ウルトラマリンの顔料として使用されてきました。

ラテン語で「」を意味するラピス。ラズリは「lazhward」という鉱山の名前から由来し、「lazhwardの石」でラピスラズリとなりました。

また、lazhwardには「群青の空の色」という意味もあります。

和名では瑠璃(るり)と言います。

ラピスラズリはどうやってできるの?産地は?

ラピスラズリ2
ラピスラズリは接触変成作用でできる岩石で、熱変成によって作られた石灰岩の中から産出されます。

主な原産地アフガニスタンのバシャーン州です。ほかにはカナダ、チリ、シベリア、アメリカのコロラド州で産出しています。

なおラピスラズリの産地鑑別はできません

ラピスラズリの特徴

ラピスラズリ3
ラピスラズリは、ラズライトを主成分とし、同グループのソーダライト、アウイン、ノーゼライト、カルサイト、パイライトなどの鉱石から構成されています。

黄色いパイライトが、ラピスラズリの特徴でもある模様を作っています。

色は主に青色。稀に白色、金色もあります。

傷つきやすく、熱、酸、アルカリ、薬品に弱いので、取り扱いには注意が必要です。

が付いたまま放置しておくと、白く変色してしまうので、身に着けた後は布で拭きましょう

有名な装飾品

マスク
最古の宝石・ラピスラズリを使った有名な装飾品をご紹介します。

・ウルのスタンダード(大英博物館)

・ツタンカーメンのマスク(エジプト考古学博物館)

・紺玉帯(正倉院)

・中尊寺金色堂の留め金具

・メディチ家の紋章(ウフィツィ美術館)

・ルイ14世の塩入れ(ルーブル美術館)

ラピスラズリの言い伝えと石言葉

ラピスラズリペンダント
石言葉は、幸運、成功、健康

最強の幸運を招く、聖なる石」と言われています。

世界最初のパワーストーンとされるラピスラズリは、各地で伝説や言い伝えがありました。

古代ローマ時代

「愛と美の女神アフロディーテ」と関係が深く、恋人たちの愛と夢を守る石としてあがめられてきました。

エジプト

最高の力を秘めた護符」として黄金に匹敵する価値がありました。

ツタンカーメンの棺の装飾として、ラピスラズリが多くはめ込まれています。

ラピスラズリは邪気をはらうと考えられていたので、砕いて粉にして護符を書いたり、壁画を描くための青色にも使われていました。

日本

仏教の世界で極楽浄土を飾る「七宝」のひとつ、「瑠璃」と呼ばれ、「幸運の守り石」として古くから愛されてきました。

誕生石でもあるラピスラズリ

ラピスラズリピアス

世界各国で少しずつ違う誕生石ですが、日本では、9月と12月の誕生石がラピスラズリです。

9月と12月、どちらの誕生石なの?と思われるかもしれませんが、どちらも正解です。

ほかにも9月の誕生石として知られているのがサファイア

12月は、ラピスラズリのほかにターコイズ、タンザナイトも誕生石として選定されています。

まとめ

ラピスラズリペンダント
ラピスラズリの魅力は、なんといっても深く濃い青。

そこに浮かぶ金色や白い模様がまるで夜空のように見えて、とても神秘的です。

複雑にいろいろな色が重なりうラピスラズリは、ひとつひとつ違った表情を持っています。

ぜひ実物を手に取って、世界にたった一つのお気に入りのラピスラズリを見つけてくださいね。

リカラット編集部 監修

ABOUTこの記事をかいた人

ジュエリー専門学校で、ジュエリーデザインとメイキングを学び、主にダイヤモンドジュエリーを扱うメーカーに就職。デザインと営業事務に携わりました。好きな石はダイヤモンド。趣味でアクセサリーを作っています。