大人ピンクの宝石マラヤガーネット。その魅力とは?

マラヤガーネット

可愛らしいピンク系の色合いが印象的な、マラヤガーネット。

その色合いから、女性を中心に人気の高い宝石です。

鮮やかなピンク系だけでなく、少し落ち着いたピンクカラーや、シックな魅力のブラウンやゴールドなど様々な色があり、その上カラーチェンジ効果が楽しめるものまであるので、なかなか奥深い魅力のあるガーネットといえます。

今回は、そんなマラヤガーネットの特徴や、魅力をお話ししたいと思います。

マラヤガーネットの特徴

マラヤガーネット

マラヤガーネットは、パイロープガーネット、スペサタイトガーネットが混在する「固溶体」のガーネットです。

固体によって、アルマンディンガーネットが混在することもあります。

ちなみに、固溶体とは、“2種類以上の物質が溶け合って、均一になっているもの

のことを指します。

パイロープとアルマンディンは赤い色合いのガーネットで、スぺサタイトはイエローやオレンジ系のガーネットなので各々の特徴が、マラヤガーネットにも見られます。

いくつものガーネットが交じり合う固溶体なので、鑑別書などでは鉱物名は天然ガーネット、宝石名はガーネットと表記します。

硬度は7で、十分な強度がある宝石ですから、リングにしてもネックレスにしても楽しめます。

それでは順番に、マラヤガーネットの特徴をお話ししていきますね!

色・カラー

冒頭でマラヤガーネットは様々な色があるとお話ししましたが、これは固溶体ならではの特徴で、中間色やニュアンスカラーも数多く見ることが出来ます。

濃いめのロゼピンクから淡いピンクに人気が集中しているので、マラヤガーネットというとピンクの宝石という印象が強い方も多いのでは?

実際はブラウンやパープルがかったピンク、ゴールドなどの褐色系もあります。

レッドにほど近いマラヤガーネットもあるそうですが、こちらは他のものに比べ希少だといわれています。

名前の由来

マラヤガーネットのマラヤとはスワヒリ語で「よそ者や仲間外れ」の意味をもちます。

それほどにガーネットの中では違った色合いを見せてくれることからマラヤと名付けられたとの説もありますが、マラヤガーネットは販売用に名付けられたコマーシャルネームで、正式な宝石名ではありません。

また、“マラヤ”が俗語で売春婦という意味を持つことから、産出地であるタンザニアのウンバ山脈から由来し、別名ウンバライトとも呼ばれます。こちらも同じくコマーシャルネームです。

日本では、どちらかというとマラヤガーネットの呼び名の方が有名ですね。

産出地

1970年代の後期から1980年代にかけて、タンザニアのウンバ川付近で発見された、比較的新種の宝石で、タンザニア以外では、ケニア、マダガスカル等でも産出しています。

マラヤガーネットの魅力

愛らしいピンクを筆頭に、様々な色で楽しませてくれるマラヤガーネットですが、マラヤガーネットの特徴ともいえる魅力は他にもあります!

無処理の美しさ

マラヤガーネットは一般的に研磨以外の処理が加えられず、天然のままで美しさが楽しめる宝石の一つだといわれています。

そして、他のガーネットにはない色が楽しめることも魅力の一つですよね。

天然で内包物の少ないピンク系の宝石を探しているなら、個人的にはマラヤガーネットが一押しです!

カラーチェンジ効果

アレキサンドライトのように、グリーンから赤紫といった明確な変色ではありませんが、スペサタイトとパイロープの固溶体には、光源を変えることでカラーチェンジ効果が楽しめるものもあるといわれています。

つまりスペサタイトとパイロープの成分を含んでいることで、それぞれの特徴があらわれ、カラーチェンジ効果が楽しめるということですね。

色の変化も様々で、太陽の光の下ではローズピンク、ろうそくや白熱灯の下では鮮やかなパープリッシュレッドに変化するものや、ブラウンからレッドに変化するもの、シェリー酒のような色からオレンジに変化するなど多彩です。

普段の色よりも光源を変えた後の色の方が濃く鮮やかに発色するものも多いといわれているそうです。

最後に

愛らしいピンク系の色合いが人気のマラヤガーネット。

マラヤガーネットには、愛らしい色からシックで落ち着いた色まで、さまざまな色合いのものがありますので、沢山の色からお好みの色を選んで楽しめるのも魅力の一つだと思います。

比較的手にしやすい価格で購入できるのもポイントの一つですね。

この記事を読んで、少しでもマラヤガーネットの魅力が伝われば嬉しいです♪

リカラット編集部 監修

ABOUTこの記事をかいた人

毎日200個以上の宝石に触れる仕事をしています。宝石のことをあまり知らない方にも、分かりやすい記事作りを心掛けています。オードリーヘップバーンの映画を観てからクンツァイトに魅了されています。