「ダイヤモンドの鑑定書が無くても、査定額や買取金額に影響はありません」って本当?

「ダイヤモンドの鑑定書が無くても、査定額や買取金額に影響はありません」

こう仰る質屋・買取店がいますが、結論からいうとそういうお店には「要注意」です。

なぜかというと鑑定書があるのと無いのとでは、買取金額が2倍〜5倍異なることがあるからです。

それくらい「鑑定書」って大きな意味を持つんです。「鑑定書」がありさえすればダイヤモンドの買取価格はネットでだって分かります。

そんなにすごい「鑑定書」。

あれ、ところでそういえば「鑑定書」って何なんでしたっけ?

鑑定書・・・て何だっけ?

鑑定書というのはダイヤモンドの主に「4C」といわれている情報が詰まっている証明書のことです。

4Cというのは、カット、色、透明度、という「品質」と、カラットという「重さ」のことで、その他にも「こんな処理が施されてますよー」とか「これは天然のダイヤモンドじゃないですねー」とか、そういった情報が色々と書いています。

さてこの「鑑定書」なのですが、作るにはそれ相応の手間がかかります。そして何しろ

「専門の機材」

が必要です。生身の人間だけでは作れません。

せっかくですのでその機材についてどんなものがあるのかを、次の章でご紹介します。

※ 鑑定書の内容について詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください

鑑別書をつくるのに必要な専門機材たち

まず始めはこちらの合成ダイヤモンドかをチェックする機械。だいたい50〜60万円します。

ちなみにこれだけだったら質屋・買取店に置いてあることも、たまにあります。

お次はこちら。長短波両用紫外線ライトという機材。

「蛍光性」という1つの項目を調べるだけなのに、ちなみにだいたいウン十万円します。これだとさすがに普通の質屋・買取店には無い気がします。

あとは顕微鏡とか、

屈折計なども代表選手です。石の種類によって異なる「屈折率」を計れます。

やはりこれらも専門機材のため、宝石だけではなく通常の質屋・買取店の店舗に置いてあるとは考えにくいです。

ちなみにこれらの「鑑別機材」は製品から外されたルース(裸石)の状態にしないといけないので、通常ですと「職人」にお願いして石を外してもらう必要があります。鑑別が完了するとまた石を留めなおします。

以上のような諸々のコストがかかるので「鑑定書」の作成代はそれなりにかかります

「鑑定書をわざわざ取ってから買取に出すべきか、それともそのままで出すべきか」はそのコストとの天秤で考えることとなります。

では鑑定書のある無しによって、どれくらい買取金額というものは変わるのでしょうか?

鑑定書が無いとどれくらいお値段は下がるの?

弊社のあるお客様が以前に

「鑑定書有りだとどのお店でも4〜5万円と査定されたダイヤモンドのリングが、鑑定書無しだと1.6万円になった」

と驚いていました。

つまりこの場合においては、鑑定書が無いことで買取金額が約1/3に下がっているワケです。

なぜか?というとダイヤモンドの鑑定書が無いと最低ランクのダイヤモンドとしての価格で買い取らざるを得ません。

その意味で「鑑定書が無くても査定額や買取金額に影響が無い」というお店は、もともとかなり買い叩いているのでは・・・

ではこの「どのランクのダイヤモンドは、どれくらいで買い取ってもらえるのか?」を調べるにはどうしたら良いのでしょう?

鑑定書があるなら買取相場はネットで分かる

例えばダイヤ買取で有名な御徒町のホウショウダイヤモンドさん

こちらのページで「4C」の情報を入力すれば、そのダイヤモンドの買取相場を教えてくれます。

※ 4C:カラット、カラー、クラリティ(透明度)、カット、

こちらのサイトだとたとえばレーザードリルホールの鑑定や、蛍光性の有無のチェックなど、細かな内容による値段の上下は分かりませんが、それでも大体の相場は分かります。

他にもリファウンデーションさんや、もちろん我々RECARAT NOWでもお調べできます。

鑑定書がどうしても見つからないあなたに

というわけで買取りの際にもとっても重要な鑑定書。

でも無くしちゃった場合はどうしたら良いのでしょう?

その場合は「鑑別機関」という所に持って行けば、ちゃんと調べて新たに書面を発行できます。

よし!鑑別機関に行こう!・・・って、普通行ったことないですよね。

探すだけでも一苦労だと思うので、プロ推奨の鑑別機関をこちらにまとめておきました。ぜひ御覧ください。

鑑定書発行のための費用は、だいたい5,000円前後くらいかと思います。

鑑定書再発行に必要なのは強い心

ただですね。問題が1つだけあって、鑑別機関ってものっすごい行きにくいんです・・・。

あくまで業者相手で一般向けの商売はされていないので、場所が分かりにくかったり、すんごい路地裏だったり、ドアに看板が無かったりします。

質問しても手取り足取り親切に教えてくださるわけじゃないですしね。

私が当初、一番衝撃だったのは、ルース(裸石)の状態じゃないと鑑定してくれないということです。

どういうことかというと、鑑別機関というのは「理科室」みたいな所なんです。

石を外すのは「職人」であって、彼らは「職人」ではありません。

つまり鑑別機関がジュエリーから石だけ外してまた留めて、なんて中々やってくれないんです。

というわけで何も知らずにジュエリーのまま鑑別機関に持っていくと門前払いされてしまうので、そうなるとまた石を外してくれる職人やリフォーム屋さんから探す必要があるわけですね。

心が強い人でないと多分最初はくじけます笑。

それでは最後までお読みくださり、ありがとうございました!

リカラット編集部 監修

ABOUTこの記事をかいた人

リカラットONLINEを影で支えるべく、CSSをイジったりバナーをつくったり色々とやっています。 ライターとしてはまだまだ勉強中。好きな石はオパールです。オパールの虹色の様なきらめきは「遊色効果」といいます。 「色を遊ぶ」という表現が素敵だなと思います。がんばります。