なぜなぜどうして?皆大好き!パライバトルマリン。その価値と魅力の秘密

なぜなぜどうして?皆大好き!パライバトルマリン。その価値と魅力の秘密

ネオンカラーが美しいパライバトルマリン。

宝石好きのあなたなら、きっと一つは持っていたいと思う、魅惑的な宝石のひとつですよね。

実はそうゆう私もその虜になっているファンのひとりです!

パライバトルマリンは、ブラジルで発見されて以来、世界中の宝石ファンを魅了し続けてきました。

パライバトルマリンの人気がこれほども高く、価値が高騰している理由は何なのでしょうか。

こちらでは、リカラットオンライン読者の皆様もきっと大好きに違いない宝石、パライバトルマリンの魅力や価値の秘密についてお伝えしていきます。

こちらの記事も参考に

▶︎宇宙から見た地球の色 パライバトルマリンの魅力3点
▶︎グリーン派?ブルー派?パライバトルマリンの2つの色を徹底研究

パライバトルマリンの色の種類

パライバトルマリンが属するトルマリンは、ピンクや緑などをはじめとする多彩なカラーバリエーションがあることで知られています。

特にブラジルではほとんどの色のトルマリンが産出されていますが、ビビッドなネオンカラーを発するのはパライバのみです。

パライバトルマリンが鮮やかなネオンカラーを呈するのは、少量の銅やマンガンを含有することに起因します。

パライバといえば蛍光色をした青色が特徴的ですが、銅やマンガンの含有量によって色調がグリーン系からバイオレット系まで微妙に異なります。

こちらが代表的なパライバトルマリンの色調です。

  • ターコイズ・ブルー
  • 淡いブルー
  • ネオンブルー
  • バイオレット・ブルー
  • バイオレット
  • ブルーグリーン
  • 淡いグリーン
  • グリーン
  • 黄色味をしたグリーン

パライバトルマリンの蛍光性はマンガンの量によるもので、色の明るさは銅によるものだと考えられています。

銅の含有量が多いほどブルーの色合いが強くなります。

ほかのトルマリンとの価値の違い

画像:リカラットSHOPより

写真:ブラジル産パライバ

パライバトルマリンは、大変レアな宝石です。

その産出量は、なんとダイヤモンド1万石に対してたったの1石という程、超希少な存在なのです。

さらに、高品質のブラジル産で、3カラット以上のものの存在は聞いたことがないというほど。

産出量が少なく、大粒のものがないため、カラット当たりの価格が破格になるのも当たり前なのですね。
(ブラジル以外の産地から3カラット以上のものは見つかっていますが、低品質なため安価になります。)

パライバトルマリンはカラットあたり5千ドル(約56万円)とも言われ、品質によっては6万ドル(約680万円)になることもあるとか。

過去には3カラット以上のサイズのものが、卸価格でカラット当たり1万ドル(約113万円)(!)だったという実話もあるほどです。

数多いトルマリングループの中で、群を抜いて価値が高いのがパライバトルマリンですが、ちなみにほかのトルマリンの価値はどれほどなのでしょうか。

パライバトルマリンに次いで希少価値が高いトルマリンは以下のようになります。

  • ルベライト…ピンクや赤い色をしており、ルビーレッドのものは最も高価です。
  • インディゴライト…濃い青色で、インクブルーや緑色を帯びた青色をした、大変希少な色です。
  • ウォーターメロン・トルマリン…ピンクと緑の2色の、スイカに似た色合いを見せます。バイカラーとも呼ばれています。

このほかの色をしたトルマリンは、一般的な価格で取引されています。

パライバトルマリンの産地と価値

画像:リカラットSHOPより

写真:モザンビーク産パライバ

パライバトルマリンが最初に発見されたのは1987年で、ブラジルのパライバ州にある鉱山でした。

「この場所には絶対にお宝が隠されている!」と信じていた、ヘイター・ディマス・バルボサという人物が、数年に渡って採掘をし続けてきた結果の、素晴らしい発見だったのです。

美しいパライバトルマリンの魅力は瞬く間に世界中に広まり、需要が急激に高騰します。そのため供給量が減少してしまい、鉱山の閉山が続出。ブラジル産パライバは大変希少な存在となってしまいました。

ところが、2003年にモザンビーク、2005年にはナイジェリアにある銅の多い鉱山で産出されたという、強い蛍光色のある青いトルマリンが市場に登場したのです!

5カラット以上のものも多く産出されていますが、質は、というと、やはりブラジル産ほどの価値はないとされています。

中には、ブラジル産のみを『パライバ』と呼ぶんだ!
という声もあるようで、パライバトルマリンは産地が価値の違いに大きく影響しているようです。

パライバトルマリンが人気の理由とは?


パライバトルマリンの人気が高い理由は、なんといっても独特で美しい蛍光性といえるでしょう。

銅を含有することから、キュプリアン・エルバイト(銅リチア電気石とも呼ばれています。

そして、産出量はダイヤモンドよりも少ないという超レアな存在。

産地には銅が含まれていることが必須なので、ブラジルとナイジェリアとモザンビークに限られているのもコレクター心をくすぐるようです。

また、パライバトルマリンを採掘するのは困難を極める作業なのだそうで、すべてはハンマーなどを使用した手作業で行われています。

以前は、ダイナマイトも使用されていたそうですが、結晶を破損する恐れがあるので現在は控えられているようです。

また、ブラジルでは60mという深さのトンネルを掘り、採掘を行いますが、パライバトルマリンの結晶は鉛筆の芯ほどに細い脈の中で見つかることが多いのだそう。

発見しにくい宝石であるからこそ、レア度が増し、価格も高騰しているといえるでしょう。

まとめ

画像:リカラットSHOPより

独特の蛍光性がファンを魅了し続けているパライバトルマリン。

産地と産出量が限られており、採掘がとても困難なことが、希少性と人気を高めている理由だったのですね。

リカラットSHOPでも希少なパライバトルマリンのルースやジュエリーを適正価格で販売しています。
興味がある方は、欲しいものを逃さないため、こまめにチェックしてみてくださいね☆

リカラット編集部 監修





ABOUTこの記事をかいた人

ロンドン在住。Gem-Aで学んだ後、2001年にFGAとDGAを取得。宝石の歴史や伝説などについてのお話と、19世紀末のアール・ヌーヴォーのデザインがお気に入り。好きな宝石は、深いコバルトブルーをしたアウイナイトです。