ピンクダイヤモンドのカラー、産地、カットなど

ダイヤモンドにはファンシーカラーダイヤモンドというのがあり、色の種類には、ブラウン、イエロー、ブルー、ピンクなどがあります。ダイヤモンドの価値を決める要因のうちの一つに、カラーがありますが、無色透明を表すDカラーが最も高価といわれています。ですが、ファンシーカラーダイヤモンドは、その希少性により、ものによってはDカラーのダイヤモンドよりもはるかに価値が高く、海外のオークションなどでは、何億円、何十億円で落札されています。今日は、カラーダイヤモンドのなかでも比較的なじみがあるピンクダイヤモンドについて取り上げます。

ピンクダイヤモンドの色の種類

ピンクダイヤモンドは、ファンシーヴィヴィッド、ファンシーインテンス、ファンシーディープ、ファンシーダーク、 ファンシー、ファンシーライトの6種類に色が分けられ、色が濃いければ濃いほど価値が高いとされています。また、色の濃さの度合いをしめす名称とは別に、どんなピンク色か、を示す色の名称があり、ピンク、パープリッシュピンク、ブラウニッシュピンク、オレンジッシュピンクなどがあります。ブラウニッシュピンクやオレンジッシュピンクは、ピンクと比べると価値が低く、パープリッシュピンクは、日本では人気のため、ピンクよりやや価値が低いか、同等くらいに評価されています。

ピンクダイヤモンドの産地


ピンクダイヤモンドの主な産地は、オーストラリアのアーガイル鉱脈です。その他、アフリカやブラジルなどの鉱山でも採掘が確認されています。ピンクダイヤモンドが多く採掘されているアーガイル鉱脈は、2018年にはピンクダイヤモンドの発掘が終わると言われているため、今後さらに希少価値が高くなることが予想されます。なおダイヤモンドは産地鑑別のできない石です

安価なピンクダイヤモンド?


高価なはずのピンクダイヤモンドが、しばしば小売店にて安い価格にて販売されていることがあります。この場合、お店がよっぽど良心的か訳アリかを除いては、人工のピンクダイヤモンドだと思った方がいいと思います。天然のピンクダイヤモンドは非常に高価ですが、人工処理でピンク色にしたダイヤモンドは安価なので、天然のピンクダイヤモンドにこだわる方は、鑑別書もしくは鑑定書付のダイヤモンドを選ぶのがいいかと思います。もし天然のピンクダイヤモンドであればその旨が記載されますし、人工であれば、「人為的処理を施された」や「トリートメントが施された」などの記述があるはずです。

ピンクダイヤモンドのカット


ピンクダイヤモンドや、その他のファンシーカラーダイヤモンドは、ラウンドブリリアントカット以外のカットが施されることが多いです。この理由は、ファンシーカラーダイヤモンドは、傷の有無や形よりも、色の濃さが最も重視されるポイントであり、また産出量が少ないため、できるだけ大きさをそのまま残すためにも、ファンシーカットになることが多いと言われています。

最も高価なピンクダイヤモンド


2017年11月時点で、もっとも高価なダイヤモンドは、香港のサザビーズオークションで落札された、「ピンクスター」です。クラリティはインターナリーフローレス、カラーはファンシービビッド、59.60ctです。香港の大手宝石チェーン店の周大福が、約79億円で落札したそうです。周大福、香港の街中のそこら中で見かけますが、すごい資金力ですね。。

 

リカラット編集部 監修

ABOUTこの記事をかいた人

ジュエリー業界に数年従事。その後別業種に転職しながら、ジュエリー好きが高じて、宝石に関する記事執筆やコンサルティング業務も行う。年に数回海外旅行に行った際には、現地のジュエリーショップや博物館をチェックするのが楽しみ。好きな宝石はカラーダイヤモンド。